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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

生きてさえいればなんとかなる

これからの未来にあなたは不安や恐怖がありますか?

例えばコロナでのこれからの生活変化への対応、

毎日毎日続くパワハラ、モラハラ?

私は32年前・・・これからの人生にとても大きな不安と恐怖を感じていました。

 

結婚してすぐに妊娠、順調な新婚生活、幸せな毎日

うちでは初孫、そしておなかの赤ちゃんは女の子

夫の方では初の女の子の孫

みんな楽しみに待ちわびていました。

 

ところが出産した子供は「障害」児

「どうしよう。どうしよう」

期待を裏切ってしまった申し訳なさと、何が何だかぐるぐる目が回るような感情。

 

「なぜ?私なの?」

「何をしたらいいの?」「どうやって一緒に生きていけばいいの?」

 

ただただ・・・泣くばかり・・・

 

大学病院に移送される日のわが子を見つめながら

 

「このまま息が止まったほうが幸せかも」

 

そんなことを考えてしまうような愚かな親でした。

 

夫は、号泣する私に寄り添い

「どんな子どもでも一緒に育てていこう」

って・・・

 

でも私の心は未来への不安と恐怖でいっぱいでした。

周りの人のどんな言葉も哀れみや同情はいらないとかたくなになり

 

「あなたたちと私はどうせ違う」「もう一緒の世界では生きられない」

 

絶望のどん底、這い上がれる気が1ミリもしませんでした。

 

病院でも療育でもいくら頑張ってもちっとも成長しているように見えない。

先生からは「ちゃんとやってるの?」と叱られてばかり

親としての自分を責め続ける日々でした。

 

そんなときあるママ友から「ちょっと行ってみない?」

軽いノリで紹介された「障害」児者団体。

全く気乗りもせずに行ってみると

そこには、様々な「障害」児者の先輩ママたちがいました。

どなたも元気いっぱいで笑顔でエネルギッシュ・・・

なんだか私とは全然違う・・・

なんかすごく圧倒されるエネルギーに満ちたそんな空間。

私なんかが来てよかったのかな・・・そんな気後れしている私に

 

「はじめは・・・みんなあなたと一緒だったよ」

そう話しかけてくれる人がいました。

 

そして苦しかった経験や悲しい思いをした話をたくさんしてくれました。

それは想像を絶するものでした

 

「今ではいいネタよ・・・笑い話よ」って・・・

 

想像さえつかなかった未来への不安や恐怖・・・

それが・・・だんだん溶けていくのを感じました。

 

「誰にも歓迎されなくてね、苦しくて、嫌になって、

死のうとさえした日もあったけどね・・・」

 

そう話してくれたのは自殺未遂の経験があるこの会の代表。

「え!!」絶句する私に

 

「あの時死んでいたら・・・今の私はいなかった

あの時の経験も忘れず大事に、私は今ここに生き、笑って幸せでいられる

生きてさえいれば何なんとかなるものよ」

 

あれから30年近くたとうとしています。

 

「私は今その「障害」児者団体の代表をしています。」

 

あの日「このまま息が止まったほうが幸せかも」そう願った娘は・・・

 

32歳になりました。毎日ニコニコ元気です。

新聞記事にも取り上げていただきました。

 

そう・・・流れる年月の中・・・

「みんなみんな生きてさえいればなんとかなる、ひとりじゃない」

そう・・・実感・・・

 

「私も、日々、娘たちと共に幸せに生き続けています」

 

「生きてさえいればなんとかなる」