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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「コロナ」「障害」家族の暮らし方

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最近・・・この「コロナ」の事態での相談で気になること・・・

それは「ケアをする家族」の問題が浮き彫りにされる・・・

「障害児者・家族の暮らしと健康実態調査」によると、

主たる介護者の90%以上が母親。

そのうち60歳以上が67%を占めている。

母の愛さえあれば・・・

どんな過酷な育児も介護も苦しいと感じることなくやり遂げられるはず。

そんな世間の母性への幻想が・・・

私たち母親自身のうちにも無意識に内面化され、

打ち崩すどころか自分自身が自覚することすら難しい状況になってしまっている。

私もかつては、心身の限界を常に試され続けるような苦しい子育てに

疲弊したこともあった・・・

なかなか・・・自分から助けを求めることができなかった。

苦しいとき

苦しいと感じる自分を「母親なのに」と責め、頑張り続けるしかないループの中で

自分を追い詰めていっていた。

なぜ?「障害」児・者の母親だというだけで

自分自身の人生を歩むことを許されないのだろう?

なぜ母親は助けを求める声を上げにくいのだろう?

と割り切れない思いを常に胸に抱えていたような気がする。

介護している側にも支援を・・・は少しづつ今は・・・よくなってるかな?

「障害」児・者の母親は疲れることも病むことも許されないの?

なんていわれる方もいるほど・・

自分はもう単なる「療育機能」や「介護役割」でしかないの?

と・・・考えあぐねる・・・


「介護されている人だけではなく、介護している私も支えて」

「要介護者とは別に、ケアラーその人のニーズを知って」

「ケアラーには『これ以上できません』という権利がある」

英語圏のケアラー支援のメッセージを知ると・・・

まったく同じ言葉が本当は自分自身の胸の中にも

ずっと封じ込められていたことに気づいていく・・・
言ってもよかった、言っていい!!

言わないとわからないし変わらないのだから・・・

つらさやきつさを訴えてもいいんだ・・・

生身の私たちにできることや耐えられることには限界がある。

支援を求めてもいい、助けは求めなきゃ!!

私たちにも自分自身の生活がある。

自分の人生を生きる権利だって・・・あるのだから――。

「ケアラー支援」は私にとって、重度「障害」児者をもつ母親も・・・

疲れもすれば、病みもする生身の人間であることの承認、

しかし、現在・・・新型コロナウイルス感染への対応においても、

やはりケアラーには光は当たっていない。
学校の臨時休校による子育てでの家庭の負担増は連日のように報じられても・・・

特別支援学校の休校によって「障害」児のケア負担が急増している家庭や、

日ごろから高齢者や「障害」児者等のケアがあり、

そこに日中の子どもたちの世話が追加される家庭にも、

社会が目を向けることってあったでしょうか?

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医療崩壊の懸念が連日のようにテレビで取り上げられ、

介護業界の問題も話題に上るようになりましたが・・・

多くは・・・事業所における介護崩壊の議論、

在宅で介護を担う家族ケアラーの現状には・・・

今なお十分に目が向けられているとはいえない。

その対策を・・・個々に聴きながら・・・まだまだ・・・

「枯渇感」「孤独」「不安」・・・

そんなことが「吐露」できる場を提供していきたいと思っています。