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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」者を自分の「常識」「当たり前」に合わせていませんか?

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「障害」児・者への支援は、
私たち支援者が、その方のニーズをつかみ、
この支援で行こうかな?なんて
思って行っていると思いますが・・・
その際、私たちが、
今までひとりひとり個人的に送ってきた人生での
経験したことが基盤になり、
その支援員チームの他の職員が生きてきた人生重なり、
ふくらみを持って、支援にあたっていくと思います。

もちろん、
その利用者の人が人生の主人公ですから、
その人の生活の仕方が、主体となります。

その人の生活が今うまくいってない場合、
それが「障害」があってのことなのか?
その人の生活習慣なのか?環境因子なのか?
なんて・・・支援者から見ての
うまくいかない原因を探っていることもあるでしょう。

こういう時にしてしまいがちなのが、
私たち支援者の
当たり前、常識を当てはめようとしてしまうことです。

特に、
作業や生活習慣に関係すること、
人間関係、コミュニケーション
お金、薬に関すること・・・そんなことは、
彼らにとっては難しい部分も多いことかもしれません。
困っていることも多い内容でもあります。
よって私たちは「よかれ」と思って・・・

常識や当たり前を当てはめやすくなってしまい
半ばそうしたいとは思っていなくても・・・

強制的にしてしまっていることも多く・・・
本人ができることや強み、心地さを考えることを
後回しにして・・・
こうするべきだと思い込みそうやってしまっている人が
非常に多くいるのではないでしょうか?
その方が自分の生活を支援者に言われたとおりに
やってみたりしますが、
自分のできることややりたいこととは差があるので、
うまくいかない・・・ってことになったりします。

本人は、そこを願っていなかった・・・
そうは思っていなかったってことなのです。
どうにか支援者に合わせようと
してしまっていたのですね。

でも支援者の常識や当たり前に合わせられないと、
できるはずよと励まされたり
やらないといけないんだよなどと言われたりして・・・・
また常識や当たり前を当てはめられるわけで、

本人にとって非常に苦痛な生活になってしまうのではないでしょうか?

それって本当に
その人にとって有効な手段になっているのでしょうか?

あなたの常識、当たり前は、
あなたにとっては、もしかしたら
有効な手段なのかもしれません。

それは、あなた個人の考え方、やり方、速度や内容
そして、行動力、地域の中での生活、
人間関係、コミュニケーション力
セルフマネジメントなど等・・・
それってあなただから・・・その人だからできることです。

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私たちは確かに自分の持つ経験値や情報は、
参考にしつつ、
彼ら個人個人の持っている力に合わせて、
感がて行くべきだと思います。


あなたが、1時間でできるからといって、
その方は1時間ではできないことってありますよね。

(まあ、反対もしかりです)
そういう人に1時間であなたができることを
基準とした生活は本人の時間のペースが気ぜわしくなります。

自分は1日おきの洗濯しかしないときに、
毎日しかも1日3回も洗濯をする人の
時間配分や水道代はわかりません。

週5日事業所に通うのは当たり前と思っていると・・・
調子の良い日に来たい人はまた・・・違います。

常に彼らの生活、日常の在り方
彼らの生活全体をイメージせずに、
自分の常識や当たり前を
押しつけてしまっている可能性があるってことです。

私の常識は私のあなたの常識はあなたの常識です。
「障害」者の彼らの生活もまた、彼らの常識なのです。

それがどんなに困っていてもです。

もちろん方法の提案はあるにしても、
あなたの常識や当たり前の範囲からの提案ではなく、
その人の生活を認め、その人の生活の中で
それをしている意味(理由)を解釈し、
もし、困っていることがあっても、その困っていることを
その人のできることを通し、支援者側が支援し、
解決することなのではないでしょうか?

あなたの常識を主軸に考えると間違えてしまう
彼らの常識の中からの考えるべきことです。

その生活には意味があるのです。

あなたは、自分自身の方法は参考にしても、
その人の生活をベースにした中で
使うだけにとどめ、彼らの心地よい生活のためには、
もしかしたらあなた自身の常識は
その人の前では、捨てなければならないこともあると理解して、

「自分を疑う」
自分の常識、当たり前に
固執しないようにすること・・・常に考えていきたいものですね。