人気ブログランキング https://blog.with2.net/link/?1993112https://blog.with2.net/link/?1993112

福祉・介護ランキング
障がい者ランキング
障がい児育児ランキング
子育て支援ランキング 友だち追加

perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」~できることと、できないことわかってますか?~

f:id:variouspeople:20210409091328j:plain


私は「障害」児・者たちは、

なんでもできるようになれば、
よいというものでもないと思っています。

これは、当然、できないことがあるという前提で
支援をするべきだということです。

本人がそんなにできるようになりたいと願っていないのに、
周りがさせていることも多くありませんか?

このあたり、個別支援計画が重要になってくるのですが、
特に、大人になった人たちに対しては、
彼らの人生に必要と思われることを

厳選していきたいと常日頃感じています。

このときに、教育的になる支援者が多くいることは事実です。
簡単な例ですと、文字が書けない人に
あいうえお表をを与えて書かせたり、

計算ができない人に

ドリルのようなものをさせてみたり
靴のひもが結べない人に結ぶ練習をひたすさせるなどです。

もちろん、できるようになることで、
彼らの自立という観点はあると思うのですが、
明らかに絶対にできない人もいるし・・・

それをやらせたら1日だって足りない人もいるわけで、
そういう彼らに、非常に教育的に
できるまでやらせるということになれば、
それは自立のためというより、
支援者の勝手な良かれの思い込みであり、エゴにしか感じません。

支援って、なんでもできるようにすることよりも、
その人の生活で、必要なことからにするべきではないでしょうか?

できるべきだと思い込んで、
支援者が、その人の生活に
強制的に何かをすることではないと思うのです。

たとえば、計算の問題集より、
電卓の使い方のほうが本人の生活に役にたったり

(うちは小3でそうさせてもらいました。ドリルを電卓)
紐を結べないなら、無理して紐靴でなくても・・・
紐なしの靴を買うことだってできます。

できないからコレ宿題なんて言って

出しているなんてことはないですよね?

本当は、できないからこそ

手伝ってください。助けてください。

といえることが一番大事だったりするのです。

ここが教育と支援の違いでもあるとも思うのです。

f:id:variouspeople:20210403113759j:plain

何もできないままでいいとも思いませんが、
その人の生活に必要なことから厳選して

できるようにすることや、できないことは

自分から支援を求めるすべ術を身につけたり、
他のもので代用できるものはそれを代用して

生活をしてもらうことの方が大切です。

本人自身が、生活に何が必要かなどが
よくわからない場合がありますので、
支援者であるあなたが、その方の生活を予測して、
何が必要なスキルなのか、厳選していきましょう。

今しているその教育的支援は・・・
その人の生活に今本当に必要かどうか?
もう一度考えていきましょう。

あなたのその支援、考え方は大丈夫ですか?