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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」理解をするために・・・

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「障害」児・者を見るときに
学校に行くときや福祉事業を利用する時に、
面談で様々な質問をされたりしますが、
その中でよく聴くのは

「できないこと・苦手なこと」「つけたい力」

「伸ばしたいこと・解決したいこと」

私は・・・ふーーーんって感じです。

私が聴くのは・・・
「自分でできること・得意なこと」
「自分でできないこと・支援してほしいこと」
シンプルにこの2つです。
(そのほかにも聞きかないことはないのですが・・・)

できること好きなことは「強み」(ストレングス)で・・・

じっくり聞きますし

お付き合いの中で見つけても行きます。
「できないこと」を聴くのは、
この部分が「障害」の特性なのかもなーーーと

思って伺っています。

ところが、いざ聴いていくと
ご自身のできることもできないことも
ものすごく悩んで出てこないことが多く、
特にご自身の何が「障害」なのか?を
よくわからない方が
多くいらっしゃるよう見受けられます。

例えば、車いすの人で、
立つことができなければ、
何が「障害」なのかは、わかりますよね。

支援を求めるのであれば、
「段差を上がる手伝いをしてください」
「手に取れないのであの商品を見たいので、
取っていただけますか?」
など、人にSOSをする具体的な所がわかると思うのです。

ですから、だれでも、頼んだ人が支援者になれます。

知的「障害」は、
うまれつきの場合も多く、
物心ついた時から、
その状態での生活をしており、
また、考えること自体が難しい部分もあり、
何かに困っていると、ハッキリしていないことも
多く見受けられたりしませんか?

その状況になれている。
つまり、できないことが
当たり前のために、それを「障害」とも
思わない人もいると思います。(うちの子もそうでした)

また、できないからといって
まわりが支援しすぎている場合、
全く困っていない方もいらっしゃいます。

「あなたにとって、なにが「障害」ですか?」
と聞いたときに、
即答できない方がいらっしゃるのです。

何度も繰り返し、支援をすることで、
ようやく、
「自分は、○○が苦手だ」と
気付くことがあるかもしれません。

ですから、私たち支援者が、
本人からの訴えがなくても、支援を開始しているのが現状です。

これは、重度軽度にかかわらずです。

でも、自分の困りごと「障害」は、○○だと、
わかっていたら、別な展開ができるのです。

計算。薬の管理。
お風呂の促し。衛生管理、食事介助。
トイレ介助。

「○○を支援してください」

といえたり、または

「自分でできますので、支援はいりません」
などといえたら、さらに、自立は近づくでしょう。

その人にとっての「障害」はどこにあるのでしょう?

自分で、「障害」がわかり、
困っていると、SOSして、
やってほしいと頼めて、お礼も言えて、
生活する。

支援者が、支援という名で勝手に
関わるよりももっと、本質の支援になることでしょう。

もちろん、言えない人もいますから、
その場合は、支援者側が見つけることになります。

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「障害」児・者が、
~してほしいと依頼するのが、
基本だと考え、支援をした方が、
ご自身の「障害」を理解していただく支援につながります。

そして、ご自身の「障害」がわかって
誰にでも頼めるのであれば、
福祉を知らない支援者も増えることでしょう。

それに、私たちが考えた
こうあるべきという支援ではなく、
自分の暮らしたいような生活を考え、
必要な所だけに支援を求める
彼らになるかもしれません。

生活とは、できないことをすべて、やる必要もないのです。
私たちだって、できないことは
たくさんあるけど
不要なことであれば、わざわざできるようにーーー

なんてしませんよね?

だから、できないことに全て支援を受ける必要もありません。

自分の必要な部分で
「できないこと・困っていること」に支援を受ければいい。

「障害」がわかったら、
もっと緩やかに生活できる人たちのような気がします。
今の支援は管理され過ぎています。
本当に必要な支援を求められた方が、
その人らしい生き方になることもあるような気がします。

彼らの「障害」をあらためて、考えてみませんか?

あなたの思い描いた人生を
彼らに送っていただくことがいいとは限りません。

私たちは何をするべきなのか?
自問自答してみましょう。

彼らに、自分の「障害」が、
理解できるような支援がほしいと思います。

自分のできないことを理解して、
街の中で、知らない人に自ら支援を
頼める彼らになったらすてきだろうなあーーー
そんな風に思いませんか?

私は・・・そんな未来を実現するために

今日も動いていきます。