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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」~幸せの感じ方~

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「障害」のある娘を31年間一緒に過ごし、

お互いに成長させていただく中で

「人生で、何が一体幸せなのか?」

「幸せに生きるとは?」


自分の考え方や価値観が、随分・・・変わったなーーーって感じます。
きっと、健常者と言われる子どもしか育てていなかったら、
こんなことを、深く考えたりは・・・・たぶんしなかったでしょう。

「何が幸せなのか?」

と考えるのは、
きっと人と比べることが多かったからでもあるのでしょう。
2月のこの時期になると高校の卒業前の18歳になった子達は、
みんな自動車学校や教習所に通って車の免許を取ったり、
高校卒業後の大学進学、専門学校、就職が決まって・・・

友人と卒業旅行の計画をしたり・・・

楽しいことばっかりを考えていることでしょう。


一方、うちの子は就労が決まって喜んではいますが・・・
車の免許を取ることは難しいし、
ここから先の進路に大学進学はありません。

友達同士での遠出も宿泊の計画もありません。
そんなこと比べても・・・仕方がないことはわかっているんです。
でも、このときはなんとなく・・・心のどこかで

「この子も「障害」がなかったら・・・」「子の年だったら・・・」

なんて想像してりして・・・
ふと・・・自然に妄想して考えてしまうものでした。
こういう経験をこの年になるまで

幾度となく繰り返してきました。

そして自分なりに

「この年相応の暮らし方」も模索しできる限り、

この子の能力の範囲で使えるサービスをできる限り使いながら・・・

本人の要望を叶えてきました。

体験経験にはお金を使っても来ました。

 

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そんな経験を繰り返してくる中で

「この子の生き方も悪くない」って・・・
前向きに考えられるようにもなりました。

車の免許が取れなくても・・・

助手席でのナビゲーターとしての彼女は抜群の的確さです。
まーー最近の若者はあまり車に乗らなくなったとも聞きますし、
時代が彼女についてきた(笑)
車に乗らなければ様々な維持費もかからないし

助手席の女でいいじゃん!!
まーー進学もできないのだから、その分の費用は・・・

これからの彼女の楽しく生きていくことに・・・

旅行でもペットでも余暇活動でも・・・
要は考え方次第・・・

そうやって・・・考え方や価値観がどんどん

変えられるようになりました。
人生における幸せって・・・人によって違うんです。
彼女は人をうらやましがらないし・・・自分を卑下することもありません。

自分の日々を楽しんでいる。
気にしているのは、結局・・・親だったーーー

なんて結構あるあるでした。
でも親だから、子どものことを見つめる中で、

きっと・・・

「こう思ってるのでは?」「悲しいのでは?」なんて・・・

こんなことを考えてしまうんですよねーー。


でもね・・・本人の人生。

本人がこれで幸せって思えたら・・・それが幸せなんだなーーー

と思います。彼女は間違いなく・・・今幸せに生きています。