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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

ホントのニーズを知る「障害」児・者個別支援計画

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私が相談やお話を聴くうえで
大事にしているのは、その人のニーズです。

ホントに求めているものは何かな?

その人の「障害」がなければ、どのようにしていたかな?

私たち「健常」と言われる人は、

好きなところで好きな仕事や活動をしますが、
「障害」児・者の多くは、支援者がいる中で出かけ、
集団の支援をされることもしばしばです。

それが福祉を使う方々の現状であるとも言えます。

でも、そこを利用する人は、
みんな同じ人生なのでしょうか?
いいえ・・・個々それぞれ、違う人生です。

私たちだって・・・私と幼児期一緒だった人が、

ずっと一緒なわけではないし・・・

どれだけ今過去からの人と会うかというと

そんなに多くはないのではないでしょうか?

ですが、「障害」者の中には、
同じ療育センターに通って同じ学校に行って、
同じ施設で、何十年も一緒に過ごすという人も多くいます。

かなり狭い世界で生きているとも言えます。

果たして?ホントにそういう生活を望んでいるのでしょうか?

あなた自身に置き換えたらいかがでしょうか?
きっと・・・多くの方は望まないと思います。
だから、その時点で、ある意味異様なことなのです。

施設の中には、仲が悪い人同士もいたりします。
それでも、他の施設に移るどころか、
我慢を強いられることが多いのが現状です。

そのような施設での生活は、集団でいることが常で、
私たち支援者は、その集団のサービスの中で、
「個」に焦点を当てて、
支援をするということが求められています。

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あなた自身がそこの利用者だったらきっと「個」を望みますよね?
そういう風に、自分だったらどうかな?と
思い描けばわかりやすいと思うのです。

このあたりが、個別支援計画の原点だと思います。

個別支援計画は、「個」に視点を置いたもので、
どこにどうやって支援をするかという視点が大事なのです。


集団では、サービスをしやすくするために、

設定せざるを得ない状況なのです。
その中で、「個」をだ大事にした、
支援を受けることが重要になってきているのです。

そう考えると、個別支援計画上、大事なことは、
その人の人生に対して、支援する計画を立てるということです。

間違いやすいのは、支援者が、ご本人を、
活動に当てはめる支援計画の立ち位置になってしまうことです。

活動を、多岐に活かせられる支援者は、
この人の人生に、この活動のこの部分が役立つと思う

という視点や見方ができます。

でも、多岐に見ることができない支援者は、
こういう活動だから、こういう支援計画にしようかな?となってしまうのです。

これは、似ているようですが全く異なるものです。

そして、このことは支援者ができる範囲のことを

するという支援者視点です。

えっ?と思うかもれませんが、
やはり、支援者ができることでなければ意味がありません。
計画したのであれば、支援者が支援できるものということです。

ただ、これは法制度でいうところに固執する必要はありません。

これを読んでいるあなたがどうお考えかはわかりませんが、
私自身は、法制度というのは
「福祉はここまでしかやってはいけない」というものではなく、
「最低ここまで」という指針だと思うからです。

つまり、支援計画は、
その人の人生を進んでいただくうえで
大事なものですので、
福祉施設は最低ここまで、あとは独自の支援を組み立てていく
というものだとと思っています。

個別の支援を進めるうえで、
支援者が、疲れ果てるようなものはおかしいです。

そして、個別支援計画は、達成するものです。

達成しないものを計画目標にし、達成しなかったからといって、
毎年同じ目標を掲げている事業所がありますが、
目標は達成するためにやるものなので、
達成できるものをその年その年、掲げるようにしてください。
もちろん同じ目標で、レベルが上がっていくというのはOKですけど、
計画して達成する気持ちがないものは明らかにおかしいですよね。

その方のよりよい人生を作るための計画です。
「個」を大事に、まずはこの1年できる範囲の支援計画を立てること・・・

でもまずは、10年後をイメージした逆算から考えると・・・

きっともっと楽しく支援計画が立てられるかもしれませんね。