大人になってもたくさんの
トラブルに巻き込まれることの多い
「障害」者達・・・
名前が書ける。
住所が書ける。
職場が書ける。
健康保険証を持っている。
免許を持ってる子もいる。
それなりの受け答えができてしまうと、
自分で銀行に行き銀行口座を開設したり、
お店でクレジットカードの取引を開始できたりもします。
家に電話がかかってきたこともあります。と聞いたりします。
「そちらに○○さんはいらっしゃいますか?」
カード自体を持つことは何も問題ではありません。
けれども使い方の中で、問題が起きることが多くあります。
キャッシュカード・クレジットカードは、
彼らの中にはどうもお金がなくても物が買えるもの
という認識の人もいるようです。
それはそうですよねーーー
買い物をした時にはお金が不要なのですからーーー
だから、使いたがりますし、
あとで多額な請求が来ても、意味がわからないので、
払えない人もいますよね。
実際に就職していたりすると、
カードを作り、リボ払いで払っているので、
借金が溜まって行くことに痛さいを感じることがなく、
わからないので・・・
どんどんカードで買い物をしてしまう人もいますよね。
お金の使い方は、もともとうまくない人が多いのが現実で、
後になって多額のカードローンが発見されることもあり、
仕組みをきちんと説明すると・・・
どうしたらいいのか?と聞いてくる方もいます。
カードを使ってはダメと言うことではないのですよ。
これからはどんどんキャッシュレスな時代に
なっていくんでしょうから・・・
だから使い方を教えていくべきなんですよねーー。
でも、持っていれば使いたくなってしまうので、
ご本人からのご依頼で、
カード会社に連絡をして、
カードの支払いはするとしても
カードの使用自体を止めた方もいます。
カードを持っていること自体を
家族や支援者が知らないケースもあることも多いです。
中には・・・これはカードのことではなく
お金の使い方なんですが・・・
家賃などの支払いができない方もいます。
水光熱費や電話代も請求が来ても払わず滞納して、
電気、ガスなど滞納することでつかないとあわてる方もいます。
文書が来ていても意味がよくわからなかったり
物を無くすことがよくあると、
請求書もどこかにやってしまい、
このように「まさか」の事態・・・
という状況になることもあります。
借金を抱える「障害」者の世界・・・
日中活動支援の施設で見ているだけでは、
わかりにくいし、考えにくいと思いますが、
こういう現実もあるのです。
買ったもの、借りたもの・・・
借金を返していくことや
お金の使い方にまつわる支援も
あるということは知っておき心にとめていてほしいなーーーと思います。
家族として、支援員として、彼らに関わるものとして
金銭にまつわるお話をしておくことも大事ですし、
自分で支払いの経験をさせることも大事、
キャッシュレスになっていけば
さらにしっかり練習や学習を入れていくべきでしょう。
これも自立につながる一歩ですからねーーー。