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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」~子どもと大人の支援で決定的に違うこと~

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小さなころと大人になっての「障害」者の方たちの関わり方は

大きく違う!!

といってもいいのかな?と私は思います。

大人の「障害」がある人たちは、今から
なんでもできるようになれば、よいというものでもないのです。

これは、当然、できないことがあるという前提で
支援をするべきだということです。

ご本人ができるようになりたいと願うことよりも、
もしかしたら周りがさせているこって言うようなことがとても多くあるのです。

このあたり、個別支援計画が重要になってくる部分なのですが、
特に、大人になった彼らにに対しては、
彼らの人生に必要と思われることを厳選していくべきことだと思います。

このときに、気を付けなくてはいけないのは・・・
教育的になる支援者が多くいるということです。
例えば・・・計算ができない人に対して・・・
小学生用のたし算の問題集を与えたり、
靴のひもが結べない人やボタンが留められない人に
その練習を必死にするなどです。

もちろん、できるようになることで、
彼らの自立という観点はあるのかもしれないのですが、
明らかにどんなに頑張ってもできない人もいるわけで、
そういう彼らに、非常に教育的に
できるまでやらせるということになると、
それは自立のためなのでしょうか?と疑問に思います。
これって支援者側のエゴなのではないか?と思わずにはいられません。

支援って、なんでもできるようにすることよりも、
その人の生活で、必要なことから

順番にするべきことなのではないでしょうか?

できるべきだと思い込んでいる支援者が・・・

その人の生活に強制することでもないと思います。

たとえば、小学校のたし算の問題集より、
計算機の使い方のほうが生活に役だったり

[うちは小学校3年生からそれをやってもらっていました。]
紐を結べない、母豚をとめられないなら、
紐なしの靴を買うことだって、ボタンでない構造にすることだって

できるのではないでしょうか?

できない宿題を出しているなんてことはないですよね?

本当は、できないからどうしたらいいですか?とか

わからないから手伝ってください。といえることが
一番大事だったりするのです。

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ここが教育と支援の大きな違いでもあるとも思うのです。

何もできないままでいい!!とも思うわけではありませんが、
その人の生活に必要なことから厳選してできるようにすることや、
できないことについては支援を求める術を身につけたり、
他のもので代用する生活をしてもらうことの方が

大切なのではないですか?

ご本人自身が、生活に何が必要なのかどうかなどが
よくわからない場合がありますので・・・
支援者であるあなたが、
その方の未来の生活を予測して、
何が必要なスキルなのか?厳選していきましょう。

今しているその教育的支援は、
その人の生活に本当に必要なのでしょうか?

もう一度・・・よく考えて見つめていきましょう。