人気ブログランキング https://blog.with2.net/link/?1993112https://blog.with2.net/link/?1993112

福祉・介護ランキング
障がい者ランキング
障がい児育児ランキング
子育て支援ランキング 友だち追加

perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」中高生の「現場実習」

f:id:variouspeople:20200816190652j:plain

よく話を聞きます。

特別支援学校の中高生の生徒さんが、
今後の進路のために、
今実習期間なんだーーなんて・・・

春と秋にだいたい行われているみたいですよねーー

親としては今後の進路が決まってしまう!!

なんて・・・ドキドキハラハラ・・・

みたいですねーーー
その際、最後の日に
「実習反省会」なるものが概ね行われているようですね。

この実習反省会では、
実習中の目標が達成できたかどうか
その施設に入ったと想定して・・・・
その生徒さんにどんな課題があるのかなど、
実習後から、卒業までの
これからの教育指針とか、
本人のこれからの心構えとか、
ご家庭での今後の関わり方の変更など、
結構盛りだくさんな内容となります。

でもーーーこの実習反省会。
よくよく考えてみると、
どうもおかしい気がしませんか?

反省会というそもそものネーミング・・・
反省会という名前・・・そこには
生徒側が改善するのが当たり前のような・・・

そんな前提のような話になっている可能性なんてありませんか?

もちろん、学校やご家庭が、
施設のことを知らないことも多く、
こういう状態ですよと教えするのも
このときになりますから、
その情報は大事ではないとはいいません。

知らなかったことに対して、
今までできていなかったからと
そこを反省するのもどうなのかな?と思います。

ようするに、
この会は、やってきたことの「振り返りの会」ではないでしょうか?
そして、言い換えるとしたら・・・
「気づきの会」とでも言いましょうか・・・
「お互いの確認の会」なのかもしれません。

反省会なんて名前がついていると、
反省しなければならない。謝らなければいけない。
となってしまい、
保護者も、今までの育て方に対して、
申し訳ないと思ってしまうような、
感じになってもいけないのではないかなーーって
思うんですよね。

f:id:variouspeople:20200816003410j:plain

たかが、ネーミングとも言われそうですが・・・
されど、ネーミングです。

子ども達の未来を決める実習ですから、
こういうところから、
自分たちのダメな部分をあぶりだすのではなく、
自分たちの可能性を考えていく
きっかけになってほしいと思います。

そして、施設側の方こそ、
この生徒さんが入ったときに、
どういうふうに関わればよいか?何を改善していくべきか?を
考えるきっかけにするべきです。

相手にだけ、反省や改善を求めるのでは・・・
「あなたこそが・・・うちの施設に見合う人材になってくださいね」

いっているのと同じですよね。

もう・・・この時点で上から目線で・・・

対等ではありません。

私たち施設側が、利用希望者を選別をするための
実習ではありません。

その生徒さんが、
入りたいなぁと思える選んでもらえる
施設かどうか?という視点も忘れないでほしいのです。

そして、私たちが実習生の様子を見て、
この方が入ってきた場合に
どのような支援ができるかを考える機会でもあります。

ですから、やはり、
生徒さん・保護者、特別支援学校、施設、
どちらの側から考えても、
実習反省会というネーミング・・・

なんかおかしいと思いませんか?

と同時に・・・
一体・・・実習というものの本当の目的は

何なのかも再確認してみましょう。

みんながウインウインでワクワクするような

希望に満ちたものにしていきませんか?