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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

無償?廃棄?それは避けたい製品制作

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最近は・・・

福祉作業所の製品を扱っているセレクトショップなどもよく見かけます。

私もしばしば訪れたり・・・手に取ったりすることがあります。
私たちの団体も作品をそれぞれが作りあげているので・・・

製品にとときどき要望に応えてすることがあります。

私は・・・よその作業所の製品に触れることで・・・

「なるほどーーーこんな発想も・・・」

「この工夫いいなーーー」

等など・・・多くの学びや刺激を受けるとともに・・・

私たちの自己満足で終わらないこと・・・

制作する本人、そこに関わる方々、手に取っていただく方々が・・・

3方よし!!にならなくてはいけない・・・とも考えています。

近ごろ・・・よく目につくのは、作業所の利用者さんたちによる絵画や文字を、

既成のTシャツやトートバッグ、文具、

食器などにプリントした製品などがありますねーーー

どれも見ていて微笑ましく楽しいものばかり・・

これはきっと売れ行きもよくなるだろうなーーーって感じます。

印刷技術の向上と普及によって・・・

利用者さんの“創作”“作品”をプリントしたグッズを、

比較的手軽に誰でもが製造できるようになってきました。
この場合、施設側や団体に必要とされるのは、

利用者さんの創作を促進する環境づくりや・・・

製品化に適した創作を選び出すセンスと言えるでしょうか?

では・・・製品化に適さないと判断されたものは、どうなるのでしょう?

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どんな判断があるのかな?製品化されない子もいるのかな?
カラフルなプリント製品を手に取るたび・・・

いつも私は、そこが気になってしまったりします。

例えば、お茶目な動物がプリントされたマグカップ。

これ1個のために、利用者さんはきっと何枚も・・・

あるいは何十枚ものイラストを描いたのかもしれません。

マグカップの子の動物が、頑張って描いた10枚のうちの1枚とすれば。

使われなかった9枚は破棄されたのか?

作品として大切にされているのかな?

そのような事情を利用者さんは知り、納得しているのか?

そこら辺・・・・とても大切にしたいなーーーって思います。

「誰もが販売できる製品を作ろう」

「利用者さん個々の労働を、できるだけ価値に変えていこう」

私はいつもそう思っており、みなさんにも伝えています。

だから・・・どこにいても何を見ても・・・

「これって・・・あの子にいいかも」

「お・・・コレできる?」

って思っていろいろ写メしたり・・・考えてみたり・・・
私は無償や廃棄を前提にはしたくはないので・・・

やるときには・・・とことん考えます。

10枚あるなら、10枚すべてを何らかの形にしたいのです。

3000円で売れるマグカップのために9枚のイラストを廃棄しても、10枚のイラスト

1枚300円で売っても、売り上げは同額。

でも、マグカップ1個を確実に売ることと、

10枚のイラストを売り切ろうとすることを比べれば・・・

明らかに前者が効率的には有効でしょう。

私は・・・合理的で現実的な判断ができていないのかも知れません。

でも・・・私は後者を選びたい・・・

どのように売るべきか・・・

それぞれの素朴な思わず微笑みたくなる力作の数々を前に・・・

私は今日も楽しく考え込んでいます。