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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」今昔物語

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先輩たちは言う・・・

子どもが小さなころから一緒にやってきた・・・

療育や養護学校(現在の特別支援学校)、

地域の小学校入学もしかり・・・

その時代から共に突っ走ってきたお母さん仲間は

「戦友」のようなもの・・・

倒れれば手を差し伸べ、家出するほどつらいことがあったときには寄り添い、

ときには寝食をもともにし・・・

常に情報を交換し、励まし合い、支えあい

数十年余り・・・

この今の時代と何が変わったのか?

今も同じように行事をしたり、交流しているが・・・

 

最近はそこに昔のような重い深刻な空気が

漂わなくなった。

先輩方が作りあげてきたくれたことが様々な形になり

どんどん次世代へ・・・

提供されるサービスが制度に変わり

増えてきたから・・・

私たちはまだそのはざまだったから・・・

まだ・・・試行錯誤してきた年代・・・

でも今では・・・

 

「そろそろ話題が、変わるよね。」

 

自分達は更年期から老年期にさしかかり・・・

話題は健康や親の介護、退職、年金問題(笑)

残していく子どものこと・・・

「子どもじゃなくて自分達が入る施設も探さなくちゃね」

などという言葉もあながち冗談には聞こえない

年齢にも差しかかってきた(笑)。

昔からずっと、深刻な空気の最大の要因だったのは・・・「子ども達の将来」だった。
成長して親がいなくなっても一人では生きていくことは出来ない子ども達。
幼い頃から、その全く未知の将来の為にできること・・・
準備することをひたすら探し、挑戦してきた。
「このままだと将来困りますよ」
「これからどうなっていくんですかね」
と言われ続けながら・・・
そ子から30年以上・・・
 

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子ども達は学校を終えて・・・
それぞれの居場所でそれなりに過ごしている。
もちろん子ども達に関する苦労や心配事が
減ったわけじゃーーーない。
成人したって毎日何かしら手助けが必要だし、
相変わらずあれこれとやらかしてくれることもある。
でも、それはずっと続いてきた「日常」だから。
今更どうこう言っても悩んでも仕方ない。
それくらいのこと・・・

30年前の私達にとっての「将来」は、
きっと・・・今なのかもしれない。
 
さんざん走り回った苦労のようなものは実ったのか?
いや、まだまだそうとは言えないけれど・・・
決して無駄ではなかったと言い切ることはできる。
できることはやってきた。
その結果が今なら、それはそれでいい。
達成感や充実感などは・・・まだないけれど、
 
「またねえ、あれこれあったのよ。」
「あるよねー、まだまだいろいろと。」

・・・具体的には何も言なくても・・・
 
「そうだよねーーーあはは・・・」
 
何だかそれだけで共感できる、
 
みんな同じ時を駆け抜けてきた仲間だから・・・
そんな仲間と今日もいます。

 


雨がやまなくても夜が明けなくても、
絶対にみんなで・・・生き延びてみせる。
死ぬまで続くかもしれない豪雨や暗闇かもしれないけれど
その中で使いこなせる道具や光をそのたびに
手に入れればいい。
 
人生は・・・まだまだ続きます。