「障害」者就労支援事業所では
送迎するとこ、そうでないとこ・・・
給食つきのところ、頼みたい人は頼めるけどお弁当持参のとこ
様々なやり方があります。その部分で・・・
保護者や本人が選択していく判断材料になったりもします。
でも・・・最近はよく聞くのですが・・・
「体験」「経験」が明らかに少ない。と言われます。
能力があるなしに関わらず・・・
「そんなとこもいったことないの?」
(ショッピングセンターだったり買い物だったり)みたいに
Σ(゚Д゚)びっくりすることも増えてきました。
(買い物かごを使うとこから大きくなって教える・・・)
だからたぶんですが・・・公共機関だって使ったことないんですよ・・・
「周りに迷惑がかかる」「騒ぐから(/ω\)恥ずかしい」
それは・・・きっと小さなころから意図的にやってこなかったから・・・
できないのではなく・・・できなくしてしまっていると思うんですよ・・・
だから事業所の中で聴くことで
「自力通所ができること」が条件にあるとこも多くなってきましたが
私はそれもありだなーーーって思ってます。
たぶん、要望が寄せられることも多いと思うんですよ。
でも・・・そこを「申し訳ありません」でお断りする、その決断も必要!!
ここのところ、送迎サービスを行なう事業所が増えてきました。
現在の福祉制度では、毎月の利用日数に応じて、
施設に給付金が支払われる仕組みになっています。
利用者さんに来てもらわないと収入が減るために、
利用促進策の一環として送迎を行なうのも1つの要因です。
でも事業所によってはそこに人材や資金を使うことが厳しいと
聞くこともよくあります。
でもそれはそれでいいんです。
その職場で
「送迎がなくても利用者さんが選んで来てもらえる施設を目指そう!!」
でいいんじゃあないですか?できることをできる限り精いっぱい頑張ればいいんです。
まあーーーフアンもあるでしょうが・・・
「ほかに負けちゃうかなーー」「来てくれるだろうか?」
でも、やはりそこは内容ですよ。。。ちゃんとやってるとこには・・・
そんなことはさほど影響はないと聞きますし・・・
返って複数台のバスで送迎している大きな事業所より、
むしろ利用率が高くなっていってます・・・とも聞きます。
その理由は定かではありません。
送迎にマンパワーを割かなかった分、支援の質が保たれたのかも知れませんし
利用減少を覚悟したからこそ、職員の意識が向上していったのかも知れません。
ただ・・・
悪天候でもかよって来る、不便な場所からでもやってくる利用者さんたちや、送迎をしてくださる保護者のみなさんには・・・ただただ感謝の念を抱くことは確かです。
今では「送迎を断念してよかった」と思っている事業所もあり、
これは事態がたまたま良い方向へ転がっただけかもしれませんが・・・
でも・・・送迎というサービスが悪い訳ではありません。
交通が不便な山間部や公共機関がないところなどでは不可欠なはずですからね。
ある事業所の施設長さんがつぶやいた話。
ある時期から送迎を始めたところ・・・今まで自転車や公共交通機関などでかよっていた利用者さんたちから・・・
どんどん“移動する能力”が失われてしまったそうです。
送迎車を待つことに慣れ、自らペダルを踏んだり切符を買ったりする自分で行えていた行為ができなくなり、後退させてしまった・・・
「送迎は“諸刃の剣”です」そうつぶやかれていました・・・
何だか・・・ずーーートかかわってきている私も
「あーーーわかるーーー」そう思ったお話しでした・・・