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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」権利擁護、契約支援を考える

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最近、「障害」児・者の保護者のみなさんと学習会をする機会が度々あり。

内容的には、みなさんの「知りたい」をテーマにしています。

様々な知りたいの中で・・・

最近は子どもの「親亡き後」から「成年後見人」の話が聞きたいと来ていました。

そのとき、私はふと・・・前にどこかで聴いた話を思い出しました。

確か・・・社会福祉士による、

権利擁護や契約支援についての講話だったと記憶しています。

利用者の金銭管理を支援することの是非対しての話に及んだ時に話されたのが・・・


「グループホームなどの施設側に、金銭管理を代理する権限は本来ありません。

成年後見など外部の制度を活用すべきでしょう」

と言われたのです。

そのとき・・・ふと思い出した私がグループホームに行っていたときの

【支援】がありました。
アニメのキャラクターがプリントされた服を買いたがる、50歳代の女性利用者。

買い物に同行した際の支援について・・・

虐待に絡めて考えてみると・・・
私は確かに

「社会生活を営むためには年齢にふさわしい服も必要」

という施設側の考え方も十分理解しました。

が・・・そこはやはり・・・利用者に納得してもらった上で、

好みの服を購入する一方で・・・

年齢にふさわしい服も購入するという支援を考えていました。

(施設側は年齢にふさわしくない服は買わない、おかしいって言ってました。

私は、好きな服は室内で来て満足したうえで・・・

お出かけはTpоに合わせればいいのではないかと思っていました。

ご本人の“好き”も叶えてあげたいから・・・)

ですが、私の考えた支援では、買い物を支援する者が、

契約も支援することになります。
支援者が行動援護と金銭管理を一緒に行なえば・・・

利用者の束縛につながりかねないってこと・・・なのかーーー

買い物という契約に関わる判断は・・・

これで行くと後見制度や日常生活自立支援事業に携わる支援者に

任せるべきなのです。

私は考え方が不十分なのか?

何だかもやもやしていました・・・

親として考えたときも私は本人の意思を尊重したいと

思ってやってきているので・・・

 

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講話の後、顔見知り施設長が、私に話しかけてきました。

 

「権利擁護の大切さは分かるんけど・・・

利用者さんの買い物を支援しながら・・・いちいち後見人さんとかに連絡して確認する訳にもいかないし・・・実際にはなかなか難しい問題だよね」

 

確かに難しい。それでも、実際に行なうとすれば? 

50歳代女性の服を買いに行くという、先の事例では、どうなるのでしょう?

例えば日常生活自立支援事業を利用するとして・・・

その担当者に前もって事情を説明しておき、まず買い物でのルールを利用者と決めてもらう。そしてそのルールに従い、買い物を支援するってことかな?

と、とりあえず私は、考えてみました。

そう考えてはみたものの、これが“正答”と言えるのかどうかなのかは分かりません。

さまざまな知見に触れながら、日々考え続けるばかりです。

だって・・・私は娘の幸せを願っているし・・・

今の生活に満足している娘のペースを崩さず

生活していってほしいと願っているから・・・

それは・・・きっと・・・どの保護者もそう願っているのでは?

そう思っています。

 

さあーーーみんなでよりよい社会にしていきましょう