最近は18歳以降の「障害」者の居場所となる
福祉作業所の方々からよく聞くこと・・・
「生活体験にこんなに差があるんだーーー」
(やれない生活環境ではないのに・・・)
「こんなに実生活でやることができてきてないんだーーー」
(言えばできるからできないんじゃあない。。。)
「まるでフリースクールのようですよ・・・」
(多種多様で1から教えることが多い・・・)
「障害」のある人たちに
“工賃を稼ぐための職場”を提供するのがB型作業所・・・
私の顧問をしている施設もそうです・・・
そこに最近は・・・
不登校や引きこもりなどで在宅を続けてきた人たちの利用が結構増えていたりします。
その中には・・・
様々な【生きにくさの課題】を抱えていることが多かったりもします。
「フリースクールのようだ・・・」は、その流れから出た言葉でした。
実際・・・先ほど【生きにくさの課題】と書きましたが・・・
不登校や引きこもりの事例の中には・・・
ご本人の知的しょうがいや精神しょうがいが絡んでいることも多くあります。
そのような場合に・・・現状を打破する方法のひとつとして・・・
B型作業所の利用が選ばれる場合もあるのでしょう。
実際、私も何件もそのような方々のご相談をお受けしてきました。
ですが・・・
社会との葛藤を抱えて在宅を選択してきた人にとって・・・
自室や自宅の“外”へ出るために必要とされるステップは・・・
まずは安心できる“居場所”であるのでは・・・私はそう思います。
まずは・・・居場所に定着し・・・
その次に必要とされるステップが自分の活動となる職場・・・
B型事業所などの就労支援施設ではないかと思うのです。
居場所となる障害者事業所は、もしかしたら・・・
「地域活動支援センター」が相当するのかもしれませんねーーー
「障害」者たちの、日中活動や社会活動を支援する施設・・・
創作や生産、地域交流などさまざまな活動が行なわれています。
ここは障害程度区分の認定が要らないなど・・・
利用することへの“敷居”が低いところも特徴ではないでしょうか?
地域活動支援センターの数は・・・地域によって多かったり少なかったり。
実施主体が市町村なので、自治体の経済状態や施政方針などにより、
必要性の認識にバラつきが見られることが特徴です。
よって・・・民間の私たちのような団体が必要になって・・・
地域の中で1つの社会資源になるべく活動し続けています。
(今年で42年間継続しています。)
行き場のなかった人声を上げることができなかった人たちが・・・
求めるものを提供する・・・そうなると・・・
本来の“機能”と異なるものを求められてしまう、
そんなB型支援事業所の実態がうかがえたりします。
B型支援事業所では今・・・
労働に励む利用者さんもいれば・・・
居場所を求める利用者さんもいて・・・
というような混在している現状があるようです。
よって・・・やはりステップとしてのそれぞれの役割が必要だなーーー
って思います。
多様な社会に求められるもの・・・時代の変化・・・
見極めながら・・・やること・・・辞めること
日々選択の連続だなーーーって思ってます。