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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児・者は【薄情】なの?

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「障害」児・者の福祉施設だけではないかもしれませんが・・・

とかくよく聞かれるのは・・・

利用者さんや職員らが、新たに入ったり、辞めていったり・・・

はたまた戻ってきたリ・・・

目まぐるしく人員が変わったりすることがあります。

 出会いや別れ・・・

これは福祉作業所に限ったことではありませんが・・・

ある意味ステップアップっをすることを考えると利用者さんは

当然のことなのかもしれませんね・・・

 長年ウチの施設を利用していたAさん。強い個性の持ち主で、施設の“顔”とも“看板”とも言えそうな存在でした。
よく利用者や職員さんが、諸事情によって別の施設へ移ることになったり

退職したりするとき・・・たいてい送別会をしたり、お別れ会を開き、

記念品やプレゼントして送り出していきます。

でも・・・結構その翌日からポッカリと大きな穴が・・・

とうこともなく・・・

案外施設内の雰囲気は・・・

初めから何事もなかったかのように・・・
日課をこなす利用者さんたち・・・なんて姿も度々目にします。

彼らたちなりに・・・

話題を意識的に避けている様子がうかがえることが往々にして多い。

利用者さんたちは情が薄いのでしょうか?
別れに際して淡々としている利用者さんについて・・・

入職したばかりの職員や、現場実習の学生さんらから、

そのような疑問や質問を投げかけられたことが何度かあります。

 

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以前は私も・・・同様の不可解さを抱いたことがありました。

でも施設での別れを見続けるうちに・・・次第に分かってくることがありました。
利用者さんたちの多くは・・・

いなくなった人との思い出を振り返ったり・・・

 

「今ごろどうしているのだろう?」

 

などと想像したり・・・

自分の寂しい気持ちに向き合ったりすることが・・・

比較的苦手な人が多いのです。

 

そこには、“知的な困難”や“繊細さ”など、

それぞれの特性が影響しているのかも知れませんし・・・

あまりそういう機会に巡り合うことが少なかったのかもしれません。

 

どちらかというと・・・現在への指向性が強い・・・

そのようにも思えます。


私個人的には

 

「過去や未来にこだわらない分、“今”を精いっぱい生きている」

 

と解釈をし、また本人の心底の心情までは思い図ることは出来ないし・・・

それが【薄情】なのとは、また別物に感じています。

 

なので・・・

 

疑問に対する私なりの見解としては・・・

そのように・・・職員や実習生らに伝えています。

(うちの子はどちらかと言えば・・・思いをはせるタイプで

悲しみを引きずりやすい傾向にはあります。)

でも・・・移行した方、退職した方などの様子が、耳に入ってきて

新たな施設で、毎日を伸び伸びと過ごしている。

とか別のところで元気にしていると話し
それぞれの方々も

“今”を精いっぱい生きて楽しんでいるんだよ。

と話せば納得しています。

人やモノや物事に全く執着を持たない子もいれば・・・

結構思いをはせる子もいる・・・それは経験や特性などがあり・・・

そのこと自体その子たちの人格の良しあしではないってこと・・・

支援側として知っておいてほしいなーーって思います。