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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

【理念】【能力】【需要】

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某福祉団体の機関紙を読んでいて・・

興味深い記事を見つけました。
その施設が取り組んでいる事業について、

基本的な考え方や、しばしば陥りがちな悪いパターンなどがわかりやすく

まとめてあったのです。

ある団体に加盟している施設を対象に、経営コンサルタントが調査・分析を

行なったものでした。
企業経営者向けのノウハウが福祉分野に応用されているらしく・・・

示唆に富む内容になっていました。

福祉分野も国からの予算や補助制度はあったとしても・・・

社会企業家としての信念が問われるなーーー

この部分が重要な位置をしめるなーーーって感じることが多くあります。


理想的な事業には必ずと言っていいほど

「理念」「能力」「需要」の3要素がそろっているそうです。


理念とは「何のために行なうのか」という経営側の想い、みんなで向かっていく事柄

能力とは利用者さんたちの現在の作業能力や力がきちんと発揮されているか?

需要とはその製品やサービスが顧客のニーズに合っているかどうか?になります。

これら3要素に偏りがあると・・・事業は円滑に進んではいかないそう・・・です。

理念に偏った「想い先行型」・・・

顧客のニーズもきちんとつかまず市場調査のない中で

作業能力もまだまだ追いつかないのに、

経営側の勝手な想いだけで事業を無理に進めようとしている状態です。
能力に偏った「惰性型」・・・できる事業を目的意識がなく

無目的に行なっているだけで、

理念は無く(あっても現場に浸透しておらず)・・・

それに顧客のニーズもない状態です。
需要に偏った「請負型」は顧客のニーズを受けて事業に着手しているものの・・・

次々に請け負ってしまい理念は無く(あっても現場に浸透しておらず)・・・

そこには作業能力も極端に不足しているそんな状態です。
また、理念と需要があっても・・・

能力が欠けていると・・・事実上職員たちだけで必死に事業をこなそうとする

「現場過負担型」に陥ってしまうのです。

これでは職員が疲弊してしまいますよねーーー

これってホントにそこにいる人のためになっているのか??

ってことになりますよねーーー

 

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理念は経営側の取り組み次第ですし・・・

需要は地域社会への観察で見極めるものですから、

努力によってそこは偏りが正せるかも知れませんねーーー

(ここの見極めが大事です。)

ですが・・・能力はコントロールが難しいことや働く人たちの心身の状態が

不安定であることを承知で引き受けているなどがあった場合は・・・

仕方のないことではありますが・・・

やはり
現場過負担型の就労支援所は少なくないのが現状ではないでしょうか??

ってよく聞く話だし・・・そうしないと金銭がまわっていかないとも

聴きますよねーーー

ホントはそんなことあってはいけない気もするんですが・・・

これが日本の現状であり・・・福祉サービス事業所と言われるところの

低賃金で働いて働いて・・・好きでないと勤まらず・・・

好きにも限界あってーーー離職ーーーを繰り返しちゃう・・・

って現状なのではないでしょうか??

 

なるほどーーーそうだねーーー

理由が分かったような気がします。

 

さーーー、ウチの子どもの通っている施設はどうでしょうか??

と改めて考え込んでしまいました。

みなさんはご自分のお子さんが通っている事業所がどんな状態か?

ご存知ですか?

さーーー???って・・・

お任せです!!って・・・

んーーーそれって大丈夫でしょうか?

 

ご家族も本人も福祉の現場がよりよくなるように・・・

しっかり現状把握

ぜひしてみてくださいねーーー