人気ブログランキング https://blog.with2.net/link/?1993112https://blog.with2.net/link/?1993112

福祉・介護ランキング
障がい者ランキング
障がい児育児ランキング
子育て支援ランキング 友だち追加

perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

私の使命と志事って?

f:id:variouspeople:20200806201841j:plain


私は小さなころから子どもが好きで

将来は漠然と子どもに関わる仕事がしたいと思っていました。

きっかけは自宅近くに保育所があり・・・そこを通るたびに

子ども達が元気に楽しそうに園庭で遊んでいる姿を見ていたこと・・・

がきっかけだったかもしれません。

それを見ながら母が・・・

 

「この子達は自宅で見る人がいないから預けられてる」

「共働きで寂しくてかわいそうな子達・・・」

 

って何だか教えられて・・・

まだよく理解ができない私は・・・施設のような感じに思っていました。

母の説明が悪かったのか?私が理解力が未だなかったのか?

わかりませんが・・・

私は・・・こんなとこで子ども達の力になりたいって

何だか漠然と思ってました。

(のちにこの保育所に通っていた子が同級生でいて・・・私の認識と

その子から聞いたことのずれが判明していくのですが・・・)

 

そんなこんなで目指していたことと、

仕事にギャップがあったりなんかしながらも

大人になり結婚し子どもが産れ。。。

 

でもーーー

 

自分が若いころから描いてきた子どもを育てるってこと

経験したことのない「障害」児という子育てになろうとは・・・

想像すらしてなかったのです。

若いころ当時は子どもも産んでいない自分が「障害」児を持つ親の話を聞くことも

長年生きてこられた高齢者はいたけれどみな元気で・・・

100年生きた人が転倒し足を骨折して寝たきりになってしまった

気持ちを理解することや病気で弱って寝たきりになった・・・

など理解するすべもありませんでした。

自分が体験したことない状況を想像し、

本人の立場に立って考えるって環境がほぼなかった。

 

言葉にするのは簡単ですが・・・その状況に対して想像だけでは

ホントに真の行動が出来ない世界なのです。

 

私はなんとか親としての「使命」を考えるようにになったのですが、

果たしてホントにきちんとその「使命」を果たしているのかは・・・

疑問に思う事度々もありました。

でもあるときに知り合った方が言ってました。

 

「子どもを産んでいないのに「障害」児を産んだ母親が落ち込んでいるときに

私はなんて声をかけていいのか分からないです、

なんて声をかけてあげればいいですか?」

 

そうだねーーーそうだよ・・・現状をわかりもしない人から

慰められた雲ないし・・・わかったふりなんていらない・・・

言われた言葉って・・・ナーバスな時に聞いたら・・・

すべてナーバスだから・・・

 

f:id:variouspeople:20200623190710j:plain

そのとき福祉で20年以上働いたベテランだった彼女が言ったの

「そんなの、子ども産んだことない私に言われても分からない。

今の目の前のその事実だけ言ったらいいんじゃない?」

って・・・

そうなんですよ・・・いまわかるのは目の前のことしかない。

目の前の事実しか伝えられない・・・

もっと相手を労わる言葉がないのだろうか?と思う気持ちもわかるけど

それは本人をさらに追い詰めることにもなることもあるんです。

実際目の前の母親は「障害」児を産んだことで自分を責めていました。

本人が自責の念を取り払うまでの大層なことは出来なくても・・・

少しでも目の前の生まれてきた子どもが今生きている事実を

「私には今のあなたの気持ちを理解することは出来ないかもしれないけど

あなたがこれから望むことのお手伝いは出来るかもしれない」

「私は何も力にならないかもだけど聞くことは出来るよ」

 

そんなことでいいんだと私は自分自身の経験を経て思う。

あれから30年以上たった。

私は「障害」児を産んだ母親になんて声をかけたらいいのか?

ずっと考えていたあの人のことを思い出す。

どこかに答えがあるのでは・・・ってずっとそう思って正解を探してた・・・

正解なんてどこにもない・・・

私は「障害」児者の家族として、親として、

色んなことを発信していきたい。

そして同じような気持ちを抱えている人の力に

少しでもなれることができたりしたら

それが・・・

私の【使命】であり【志事】だと思っているのです。