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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

【療育手帳】メリット?デメリット?

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最近小中に學校訪問に行ってるんですが・・・

そこで管理職の先生方からよく聴かれるのが・・・

18歳以降「障害」児・者の進路について・・・

 

「手帳をとるのに抵抗がある方が多い・・・

そこをどうしたらいいでしょうか?」

 

そう言われたり・・・する・・・

 

もうずいぶん前になりましたが、私も娘の療育手帳を取得しました。

(私は・・・なんか遅かったです。)

ホントに・・・療育手帳は持っていた方が良いのか?

という疑問はありますか??もっていたらどうなりますか??

持っていた方がお得ですよーーーーという流れでお話しします。

そして、よく聞かれます・・・

メリットとデメリットとは???を解説していきます。

ちなみに、我が娘は療育手帳取得歴18年目くらいかなーーー

中学校のときだったんですよーーー
療育手帳A判定、13歳のころに取得したのですが・・・

もっと早く取ればよかったーーーって正直思いました。

「療育手帳」をなぜ???取得すべきか???

結論-----取得できるのなら早くするべきーーー
理由は・・・子どもが色々なことにチャレンジする機会が多くなるし・・・

家族の経済的負担も軽減するんですよーーー  

まず、療育手帳をご存じですかーーーー??

療育手帳はーーーー知的障害の証明書の様なものでーーー

障害者手帳と呼ばれるものです。
取得する事で経済的な援助や障がい者にとって助かるサポートや

福祉サービスなどが受けやすくなります!!!
療育手帳を取得するには「知的障害である」

という審査を通過しないといけません。
療育手帳は、障がい診断の有無だけでもらえるものではありません。

知的障害者(および知的障害児)だと判断された人が

様々な支援や補助を受けるために必要な手帳です。

申請方法がわからない方は・・・そこそこの市町村で聴いてみてください。

(私に・・・聞いたいただいてもいいですよーーー

書類もらってわからないなど・・・あったらーーーー)

 

療育手帳の取得に悩む方に・・・

沢山のサービスを受けられるにも関わらずーーー

「療育手帳の申請をどうしようか???」

と悩んでしまう保護者がたくさんいるのも事実です。

私も最初は、療育手帳について詳しく知りもしなくてーーーー

先輩方から・・・

 

「あんたーーー「障害」者団体のくせになんでまだしてないんねーーー」

 

と言われてしまいました。ぼけーーーとしてたんですねーーー(笑)

 

みなさんがとった方がいいという理由・・・

それは何故でしょうか?

でもそれでもーーーとるのはーーーって

抵抗があるのってなんででしょうか??

  • 何だか恥ずかしいという気持ち
  • 障害者とはっきり認めてしまう気持ち
  • 障害者と自ら宣言してしまう気持ち

 

その単なる親の「気持ち」が、療育手帳所持をこばんでしまうようです。
ホントは・・・療育手帳を持っていて、

マイナス、リスクになるようなことは・・・基本的にありません。

何らかの困りごとがあるのなら・・・

「申請したらどうかなーーー」と私達の会の方たちによくお話ししています。

 

療育手帳を持つためには・・・・

市役所への申請や、審査もあります。

(全員すんなりもらえるわけではありません)
それ以外にも数年に一度の更新の手続きも必要。

(20歳を超えうちはなくなりました)

手間と時間を割くのだからーーーメリットがないと嫌ですよねーーー

 

ご安心ください。
療育手帳は、手間と時間を割くほどのメリットが沢山あるんです。

 

療育手帳所持のメリットはーーー
  • 経済的
  • 不要になったら返還できる
  • 普通級(支援級)にも入れる

 

療育手帳は経済的

療育手帳を持つことで経済的支援を受けれます。

(所得制限がありますが・・・)

知的障害児を育てるのは、そうでない子に比べて

「手間暇」がたぶん格段に増えるのではないでしょうか??
親に与えられた時間はみんな同じなので・・・

手間暇の量がーーー他の家より多いという事は

育児での時間の消費が格段に増えてしまいます。
それでは、ストレスがたまる一方-----。

毎日、時間に追われるのはただでさえ・・・大変嫌ですよね。
そういう時はどうすればいいのかーーー


「時間」はお金で買いましょう!!というのが私の考えです。

例えば、忙しいお母さんにとっては、夕ご飯を作る時間すらなーーーーい。

って日もあるでしょう??
母親の仕事として、当たり前だと思われていることすら、

なんとか出来ないかーーーーと私は考えて動いてました。

悩みの解決策は・・・
「お金」を利用しーーー

お弁当を買って帰る日もあり・・・

スーパーでお惣菜で汁物1品だけつくるもあり・・・
手作りよりは、それは・・・

質も新鮮度も減りますよね・・・当たり前の事です。

でもでもですね・・・

「作る時間や、片付けをする時間」が格段に減るんです。

愛情がない?そんなことはありません・・・
早くお腹を満たしてあげたい!!その気持ちこそが愛情そのものだと

私は解釈してきました。

障害児を育てるということは、お金や人の手が格段に必要となってきます。

ワンオペという言葉が広まり、

「みんな、ワンオペで頑張っているんだから、私も頑張らないと」

と思うかもしれませんがーーーー

そんなことは決してありません。

障害児育児でお母さんが一人で頑張ろうなんて

皆無に近いし・・・むしろ・・・絶対にしてはいけません。

 

療育手帳を持つか持たないかの判断は、障害者本人やその家族が決めれます。

手帳を持つことを提案されたりアドバイスを受けても、

手帳の所持については本人やその家族が決めることが出来ます。

それ以外にも、過去に手帳を所持していても・・・

返還している人も沢山います。(私はしてないですけどね・・・)
たとえば、小さい頃は手帳を所持して・・・

成長と共に必要なくなって返還する人も中にはいますよ。

療育手帳のメリットとデメリットをよく考えて、

療育手帳を持つか、持たないかをみんなで決めていきましょう。

(私はデメリットを感じたことはないですけど・・・)

地域の小学校にだってーーー普通級にだってーーー入れますよ。

療育手帳をもったからといって、学校選択に制限がかかったりはしません。
普通級にだって入れます。

手帳が原因で、教室を分けられるなんてことはありません。

(合理的配慮が各地域において違うかもしれませんが・・・) 

療育手帳は、「障害」を紹介するためのものではなく・・・

障害がある人もみなさんと一緒に生きていきやすいように

配慮を受ける為のものです。

学校や学級選びと、手帳の有無は無関係です。

手帳を持つか悩んでいる方・・・のためにデメリットも書いていきます。

 

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療育手帳所持のデメリット
  • 親の気持ち
  • 本人の気持ち

気持ちの部分のみだと思います。

親の気持ち

親の気持ちがデメリットに?
例えば、こんな気持ちもあると思います。

  • 子どもの障害を認めたくない
  • 認めてはいるけれど、人に知られたくない

それは、愛している子どもに対してうまれる、もしかしたら

人として自然な感情かもしれません。

 

私も最初は・・・意味は分からなかったけど・・・ありました。

どこかに変なブロックがかかっていたんですねーーー

 

療育手帳は、知的障害であることの証明書となります。

 

なぜそんなものが必要なのか???

それはーーーこう考えてみたらどうでしょう??


外国籍の方が・・・日本で就労する際に

「外国人証明書」が必要です。

また車の運転が出来る人は「運転免許証」が必要です。

それは、いざ困った時に本人を助けてくれるものとなるからです。
人種や才能や能力を分ける為のものではなく・・・

持っていて・・・何も悪いものでもありませんしーーー

そんなに見せて歩くこともありません。

必要な時にだけ見せる言い換えれば・・・
役に立つものです。

ただ、まだ障害を受け入れることができていないのに、
手帳を持つということは複雑な気持ちになりますよねーーー。

療育手帳にデメリットがあるとすれば・・・

それは、障害が恥ずかしい。認めたくない。

と思ってしまう気持ちなのではないでしょうか??

その気持ちこそが

「親にとっての療育手帳のデメリット」

になりますかねーーーー。

では・・・本人の気持ちはどうでしょうか??

知的障害の程度が重度なら・・・

自分が知的障害者という認識がないかもしれません。(うちの子は何か車いすとか白杖とかモノを使っている人と認識し自分がまさかと思っていたみたい(笑))
理解能力が高い、知的障害者は、

一定の年齢に達すると自分自身が知的障害であると自覚する場合もあります。

(うちは説明しました)

まだ幼いうちは、障害児に療育手帳の事を教える必要もないし

伝えてもわからないしかえって混乱するかもだから言わないこともできます。
ただ、成長していくうちに

「母親が持ち歩いている手帳が何なのか」

気になる子もいるでしょうねーーー
そうなると、療育手帳の説明責任が出てきます。
自分が知的障碍者だと理解してしまったお子さんとは、

話し合いが必要になってくるかもしれません。

自分が、知的障害者である事を受け入れられないかもしれない、
知的障害者の証明を所持している事に嫌悪感を感じ、
療育手帳を拒否する事もあるでしょう。

知的障害者本人の自尊心を傷つけるようであったり、

そのことが原因で成長に悪影響が出る場合、

それが療育手帳の問題点かもしれません。

 

療育手帳は持つことでメリットが沢山あります。

療育手帳を申請し、使える国の制度を利用して暮らす。
何も悪い事ではありません。
それが、本人のためでもあります。

それでもデメリットに記載した気持ちの整理がつかない場合はーーー

一度そうした気持ちと徹底的に向き合う必要があるでしょう。

親の立場だけでなく、何よりも本人の気持ちに立って考えること

障害があると、手帳の有無にかかわらず、

何か手助けが必要な子なのではないかな??と

周囲もなんとなくわかってきたりします。
今の日本では「障害」に対する偏見が・・・ないとは言えません。
でも・・・困っている人を助けてくれる人も沢山いるのも事実。

そして、手帳があることで

「制度が助けてくれる」ことも沢山あります。

手帳によって・・・生き方が悪い方向に傾いた人を私は知りません。
きっと、療育手帳を発案した人だってーーー

困り果てている家族を助けたい思いで・・・

「療育手帳の制度」を作ったはずだから・・・
だから、思う存分活用していいと私は思いますよ。

 
療育手帳で受けれるサービスや割引
 

最手帳を持っているなら受けた方がお得なサービスを載せておきます。

(等級によっても違っては来ますが・・・)
地域や自治体、療育手帳の等級によって、受けれるサービスの度合いが違ってくるので、詳しくはそのエリアやサービス提供場所で聞いた方がいいでしょう。

 

療育手帳で受けれるサービス(主なもの)
  • 自動車税
  • 税金、障害者控除
  • 高速道路、ETC割引
  • 地下鉄割引
  • JR新幹線の割引
  • タクシー割引
  • 飛行機割引
  • 障害者枠の就労
  • バスの割引
  • レンタカーの割引
  • NHK受信料の割引
  • 医療費の助成
  • 公営住宅の優先入居
  • ディズニーランドやディズニ-シーでのサービス
  • USJでも割引やサービス


いかがですか???

この子たちが一緒にいることで【家族】も恩恵にあずかれたりもします。

今一度・・・

「療育手帳」についてよーーーく調べてみて

よーーーく考えてみてくださいねーーー