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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

バリアフリーには法律がある・・・

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バリアフリーには法律があります。

2006年に成立 バリアフリー新法
高齢者やしょうがい者が気軽に移動できるように、

段差などを解消することを目指した・・・

通称「バリアフリー新法」が2006年に成立、施行されました。



「利用者5000人以上の駅やターミナルなどのバリアフリー化100%」

「その他公共交通機関や特定の建築物などへのバリアフリー化」

 

などを義務付けたものです。

最大のポイントは、計画段階からしょうがい者や高齢者の意見を求めて

反映させたことです。
駅からバスに乗って目的地に向かうといったルートを想定して・・・

電車や駅、歩道、施設の内部などに至るまで・・・

階段や段差をなくすよう検討を進めてきました。

現在、新しい建物には・・・

必ずと言って良いほど車椅子で利用できるトイレが設置されていたり・・・

ノンステップバスが当たり前に見られるようになったりしているのは、

この法律によって・・・

世の中のバリアフリー化が進んできた結果であるのではないか?

と考えられます。

そして、このバリアフリー化実施への理解や協力を求める

「心のバリアフリー」

も国民の義務となっており・・・

私たちの中にバリアフリーという言葉が浸透しているのは、

この法律の結果とも言えそうです。

バリアフリー新法によって・・・

バリアフリーの基準が詳細に設定されるようになってきました。

建築物に関するバリアフリー基準として・・・

床面積2000㎡の建物には、最低限適合させる必要がある

「建築物移動等円滑化基準」

できるだけ適合させる努力をするべき

「建築物移動等円滑化誘導基準」

のふたつが設けられています。

出入口、廊下、エレベーター、トイレなど建物内の設備に関して、

「どのくらいの幅か」

「数はいくつか」

など細かく決まっており・・・

チェックシートがあります。

“出入口”に関する建築物移動等円滑化基準は・・・

玄関出入口の幅を80cm以上確保することとなっています。

これが建築物移動等円滑化誘導基準になると・・・

120cm以上と定められておりーーーー

さらに利用者にとって優しい設定となります。

これまで多くの改善が見られた国内のバリアフリーなのですが・・・

利用者の視点に立てば・・・まだまだ課題、問題点はたくさんあります。

今までと同じ取り組みを重ねることで・・・

改善は見込めるのでしょうか???

バリアフリー新法施行以前に比べれば・・・

現在の日本のバリアフリー化は素晴らしい成果を遂げてきました。

ですがーーー

実際の利用者目線で見れば、まだまだ不便や危険が山積みであることは確かです。

施設から施設間の移動には・・・案外細かい段差などの不備が残っていたり、

古い観光地では景観や伝統を守るためにバリアフリー化が難しかったり・・・

小さな商店街などでは誰もが利用しやすいスペースを確保することは難しい

というのが現状なのです。

これらの物理的な問題の解決には・・・

とにかく費用がかかり、時間もかかります。

たとえ物理的に改善されていたとしても、

実際に利用者が使いやすいものになっているかというと・・・???

必ずしもそうだとは言いきれないものがあります。

そこには周りの理解や思いやりがあってこそ

はじめて有効に使える設備もあるからです。

電車の優先席に優先対象ではない人が座っていたらどうでしょう??

せっかくのバリアフリーが活用されていないことになりますよね


「今まであった障害を取り除く」

 

という考え方だけでは・・・

状況の改善は難しいと言えるのかもしれません。

バリアフリー化と合わせて、どのような人でも利用可能なデザインである

「ユニバーサルデザイン」

を取り入れていくことが現代の主流となっています。


この考え方は、バリアフリーのように対象者を限定せず、

 

「どのような人でも使いやすい」

 

という点が特徴です。

はじめから様々な人が利用することを想定したデザインであれば、

そもそもそこに障害がおこらないことになります。

視覚しょうがい者用の黄色い誘導ブロックは・・・

車椅子や杖の利用者にとっては走行や移動のしづらさの要因

となってしまうこともあります。

たったひとつの設備に対しても、

 

「ある人にとってはよくても、ある人にとってはよくない」

 

という事態が発生するのです。

 

「誰もが使いやすく」

 

という視点をもって世の中をデザインしていくことが必要であると言えます。

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“伊勢志摩バリアフリーツアーセンター”というǸPO団体では・・・

 

「パーソナルバリアフリー基準」

 

というものを開発し、活動の軸としています。

「旅行者が行けるところに行く」

 

のではなく・・・

 

「旅行者が行きたいところに行くために、それぞれの状況に合わせて相談に応じる」

 

というシステム。


伊勢神宮で実際に行われている活動として・・・

玉砂利を力強く走行できる車椅子・WHILLの貸し出しをしたり・・・

階段を車椅子のまま登れるようヘルパーを配置したりしています。

(すごいですよねーーーー)

行きたい先が物理的にバリアフリーでなくても、

本人の

 

「行きたい」

 

という強い気持ちや介助・補助などをプラスすることで・・・

障害となっていたものが障害ではなくなるという考え方です。

この団体には、

すでに利用された方々から多くの感謝の言葉が寄せられており、

取り組みの成果は高いです。

まずは

 

「自分とは違う生活をしている人も同じ社会で活動している」

 

という認識をお互いに高めることが重要ではないでしょうか??

心のバリアフリーに着目すれば・・・

ただ

 

「知る」

 

というシンプルなことだけで解決できる問題もあることがわかります。

知っている人は・・・それをどんどんと発信し・・・

知らない人は・・・それを無理なく受け取ることができるような

社会になっていけば・・・

きっと日本のバリアフリー化は

今まで以上にどんどん・・・よいものになるかもしれません。

また、しょうがいのある人に接すること・・・

今まで見えていないバリアに気づくことができたりするはずです。

それには・・・それぞれの違いを受け入れることが重要だと言えます。

まずは

 

「知る」

 

そして

 

「接する」

「理解する」

 

「バリアフリー化」は私たちの心の中から始まると思うのです。

 

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