2019年福祉を振り返って
障害者福祉の課題と展望と題し
NHkハートネットで取り上げられたらしい。
私は・・・テレビをほとんど観ないので
(どうしてもメディア情報が
イマイチとり入れが遅い・・・)
知らなかった・・・が・・・
日本障害者協議会代表の藤井克徳さんと
振り返りと共に
2020年に何が注目されるにか?
課題を考えるとあった・・・
注視すべき旧優性保護法問題
旧優生保護法の元で行われた強制不妊手術について
4月に「一時金支給法」が成立、
その金額320万円。
法ができたことは評価、
ただし、金額に多くの問題がある。
薬害エイズ4500万、ハンセン病800~1400万、
交通事故で生殖機能を亡くした場合、最低1000万。
「一時金支給法」という名称も問題、
本来はきちんと検証すべき内容を
明記したり保障の対象を配偶者まで
広めたりするべきだった。内容は全くの不備、
また、5月の仙台地裁の原告の訴え棄却にも触れ
「憲法には確かに違反、
しかし原告等の請求権は棄却」
というわかりにくいもの
「個人の尊厳を謳った憲法に違反する」
と明言してほしかった。
従来の法律や慣行では裁ききれない
モノを言いにくい人たちの問題
(精神障害、知的障害に被害が集中)
原告が控訴し2020年1月20日から高裁
で控訴審が開催される。
この問題は日本の障害者政策史上、
おそらく最悪の問題、
国の障害分野、あるいは人権分野の基準値にも
影響するだけに成り行きを見守っていきたい。
まずは、最初から人の命にかかわる重たい問題、
そんなことから始まった。
私も障がい児・者関係で
長年活動してはいるが。。。
まだ、この部分には触れたことがない・・・
また・・・そういう方々と出会ったことがない
ので・・・
簡単には・・・
どうのこうの語ることは出来ない。
ただ・・・
命の選択を、そして自分の体を
他者によって,自分の意思とは無関係に支配
操作される・・・
そんなことが・・・あっていいのか???
それは・・・
「障害者」だから・・・仕方ないことなのか??
旧優生保護法は1948年から1996年の元で
行われていた障害者の強制不妊手術。
うちの障害者の子が7歳の時まで(現在30歳)
あった法律だ。
この根底には
「不良な子孫の出生の防止」
があるのではないか??
と思える・・・優性思想に基づく法律だった。
障害を持つ人に中絶や不妊手術を受けさせる
条文があった。
させる=強制的不妊手術
という構図が成り立っていた。
被害者はわかっているだけでも16000人以上。
『遺伝性』とされた疾患は
不妊手術にかかる全ての費用を国が負担。
本人の同意有無の記述もあるが、
ハンセン病の方々のように
それが本当に本人の【本心】だったのかは・・・
限りなく“強制”に近かったのではないだろうか?
私には“優性思想”はないと思っている。
ただ・・・知的障碍者の娘が結婚・・・出産・・・
を考えるとなると
正直・・・そのイメージはない・・・
なぜなら・・・自分のことももどかしい本人が
子育てができるとは思えないから・・・
人から言われたことがあった。
“手伝いがあれば・・・できるんじゃあない?”
それはいつ?だれが?いつまでやってくれるの?
「確約」ではない。
“制度を利用しながらは・・・?”
それって・・・永遠に大丈夫の??
親は障害者のこの子の最後まで看取ることは
基本できない。
ましてや、きょうだいに
姉の人生まで背負わせるようなことはしたくない・・・
そう考えると・・・
「自分のことが自分でできて
相手が彼女のできないことを補助できる存在であれば」
「結婚」はしてもいいかな・・・とは思う・・・
でも・・・子育ては・・・親として
「うん」とは正直言いづらい・・・
今のところ彼女は・・・
子どもを産むコト=怖い(出産シーンなどで)
と思っているので・・・幸い子どもはいらない・・・
「○○(妹の名前)におねが~~い」
と言っている。
結婚も正直考えてはいないようだ
(自分のことが自分ではできていないことを自覚)
ホッとするのも何だかおかしな話なのだが・・・・
(卑しい考え方なのかもしれない)
この2019年の福祉を振り返って
障害者福祉の課題と展望は・・・まだ続きがあって
後3つの課題が書かれている・・・
自分の考えのなさや浅はかさも含めながら・・・
また明日も・・・この問題を考えていきたいと思う。