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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児・者団体広報エッセイ集より16

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ダンスをおしえていただいた先生・・・

若くて子ども達にも大人気・・・

体を動かすことが好きだけど・・・

スポーツをバリバリやったりはできない・・・

ダンス教室は何だか・・・通うのは・・・

みんなの中で上手くできない・・・

そんな声を聞いて始めた・・・

 

人の声を拾いながら・・・

何が必要なのか・・・

考えてやってみる・・・

それに共感してくれ来てくださる先生方・・・

ホントに・・・

有難い限りだ・・・

 

トゥインクル

 

ダンスは言葉を使わない非言語コミュニケーション

コミュニケーションは大きく

「言語的コミュニケーション」と

「非言語的コミュニケーション」の

2種類に分けることができます。

「言語的」とは、文字通り「言葉」を使った

コミュニケーションの全てのことを指します。

必ずしも、音声を伴っている必要がなく、

書き言葉も言語コミュニケーションと

みなされます。

手話や筆記も、言語コミュニケーションなのです。

「非言語的」とは、ジェスチャー(身振り手振り)、

姿勢、動き(うなずきや振る舞い全般)、

表情、声のトーン(強弱や早さ、間)

などのことを指します。

 

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2000年に日本で公開された「ダンサー」

という映画がありました。

その映画のストーリーは、

生まれつき言葉が話せない主人公の

女の子が挫折を繰り返しながら、

プロのダンサーになるという夢を掴みとる

までの物語です。 

この主人公の女の子は会話ができない代わりに

普段は手話で会話しますが、

ダンスを踊っているシーンのダンスや

表情から伝わる表現力に魅了されました。

この映画のすごいと感じた部分は、

台詞が少なく音楽がベースにあること。

言葉のない場面でもたくさんの

メッセージが伝わってきて、

重要なポイントになるメッセージは

直接的な言葉ではなく、ストーリーの中で

少しずつ伝わり、観ている人の五感全てを

刺激するような感覚を今でも覚えています。

彼女を温かく見守ってきた人も、

そうでない人も、彼女のダンスを通じて

ひとつなった瞬間、凄まじいエネルギーが

一気に解放されていく様が素晴らしかったです。

この映画を見た時に、

私はダンスの可能性を感じました。

ダンスはただ踊るだけではなく、

自分を表現することができるコミュニケーションの

1つになるのだと確信しました。

ダンスを通じて障害者団体、

施設などと関わらせていただき

軽度の方から重度の方まで関わらせて

いただきましたが、笑顔が増えた、

明るくなったなど、良い変化があった

というお声をいただけることも多く、

親御さん自身が普段の生活では発見できていなかった

お子様の良さや変化に気づいたということを

体感していただけていることが

私にとって1番の喜びです。

私がイギリスに留学した時の事ですが、

イギリスのダンス文化を体感して、

イギリスの人々にとってダンスは

とても身近にあり、小さい子供から

おじいちゃんおばあちゃんまで

一緒に楽しんでいたこと、

ダウン症の方や車いすの方、

義足の方がダンスをプロ並みに

踊られていたことがとても印象的でした。

町の教会にある集会室のようなところで、

幅広い年齢の方たちが、身体を使った、

表現や遊びをしていました。

そこには年齢は関係なく、

一人一人が表現者という印象を受けました。

またダンスを通してコミニケーションや

人への接し方を学んでいるようにも感じました。

みんなが楽しみながら、自分が考えていることを

言葉ではなく身体で表現していたのです。

そこには、正解はなく真っ白なキャンパスに

いろいろな人の個性という色が混ざりあって、

1つの作品を作り上げている感覚でした。

今後は、イギリスのように

ダンスが普段からもっと身近になり障害者、

健常者という枠組みがなく、

子どもからお年寄り、障害者、

健常者に関係なく一緒になって踊れる

コミュニティダンスを広げられるような

活動ができればと考えています。