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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

『白い目』の正体は?

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投稿で令和新撰組の・安富歩さんのスピーチが載っていた。

そこで・・・

うーーーん!!なるほど

自分達が感じたことと全く同じ体験をしたことが

書かれてあって共感した。

 

『女装をするようになってですね。

最初はひげが濃かったから

今は脱毛して無くなったんだけど、

化粧もちゃんとできないし

スカートはいて街に出ると、

やっぱり白い目で見られる。

白い目ってものすごい、

その時まで私は白い目と言うことを

知らなかったなって思ったんです。

日本に生まれて男性に生まれて、

いい大学に入って、いい会社に入って

大学の教授とかやってると、

白い目をむけられることってないんです。

でも、その私が青いひげのそり残しで、

スカートはいて

まちに出れば白い目を向けられる。

そのトキにですね、

ああ、本当に暴力に満ちた世界なんだって

わかりました』

 

そうなんですよね・・・昨日までの自分と今日からの自分と

何1つ変わってはないのに・・・

マジョリティからマイノリティな『現実』になった途端

昨日までの関係と今日からの関係が・・・

大きく違ってしまったりする・・・

そう【白い目】違いをつきつけられるのだ・・・

 

でもその先にこうも書いていた。

 

『でも同時に白い目を向けるのが

全員ではないことを知った。

白い目で見る人もいれば、

私を喜んでくれる人もいる。

何とも思わない人もいる。

だから白い目を向ける人は

白い目を向ける人に問題があるんだ

と気が付きました。

その白い目を向ける人って、

いろんな機会を狙って白い目を

むけようと思っている。

誰かに・・・

その口実は何だっていい、

ユダヤ人、黒人、中国人、田舎者低学歴・・・

あるいは逆に東大でもいい・・

なんでもいいんです。

何か口実があってみんなが

その口実を受け入れるのであったら

堂々と白い目を向けられる。

そういう対象を探している。

その餌食が男のくせに男を好きになる、

男のくせに女の格好は問答無用で

白い目を向ける。

私がこれまでに考えてきた、

いろんなものの考え方が間違って

いたことに気づいた。』

 

と・・・

『白い目』そう・・・

多かれ少なかれ・・・『障害』児・者の親だって経験します。

 

ジロジロみられるの・・・

 

何気なく?・・・わからないから?

薄ら笑いしながら・・・あざけながら・・・

指さして・・・

明らかに悪意・・・明らかに差別・・・

そんなこともひしひしと感じるときもあった。

『全員が敵だーーー』って思うこともあったけど・・・

よーーく見渡すと・・・

 

そんなことばかりでもなくってね・・・

見えてきたものが・・・

見えてくるものがあったりしたんです。

私自身も・・・

 

彼はこうも書いていた。

 

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『私自身、トランスジェンダーなんて

夢にも思わなかった。

50歳を過ぎるまで気づかなかった。

好きになる対象は女性です。

でもこれからは・・・わかりません。

でも誰でもそういうものを持っている可能性が

ある。

自分が特別ではない・・・

差別って・・・

自分自身の存在に対する不安なのでは・・・

みんなにいじめられるのでは、

自分がいてはいけないのでは

生きているだけでダメなのでは、

なんか意味のあることをしなくちゃ、

何かをやらかしたら追い出されてしまうかも

なんていう恐怖心があって・・・

その恐怖心を何かに転嫁するために

差別の対象者がいる。

それが差別を生んでいるんだと

考えるようになった。

単にそういう口実で差別する人達がいるだけ

そういう口実で差別する気持ちが

私たちの気持ちの中にあるだけ

その根源をたどれば・・・

それはひとりひとりが不幸だから・・・』

 

 

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『その不幸は今の不幸じゃあない。

子どものときの不幸

私が生まれてきただけで

意味があるのかないのか、

ないと生きているだけ

ではだめなんだと思うことが、

そういう暴力を生んでしまう。

暴力をなくすことが完全に無理だとしても、

私たちの社会が暴力的な社会じゃあないように

するために子どもを守らなくてはいけない

全ての子どもをすべての暴力から・・・

すべての子どもがお腹いっぱい食べられて

愛情を向けられて気持ちよく

育っていけるようになる。

そうしたら正体不明の不幸は私たちの社会から

消えてなくなります。』

 

私たちは大人になって・・・様々な経験を経てきて・・・

そして『これから』を考えるとき・・・

やはり・・・残される子ども達の幸せでしかない・・・

『幸せ』に暮らしていってほしい・・・

そう願う時・・・

彼の言う・・・『子どものときからの暮らし』

『命の保障』

そんなことが重要だとホントに思う・・・

 

正体不明の【不幸】は・・・

どんな時も・・・人がつくっている・・・

 

でもその【不幸】も人の力によって・・・

 

『幸せ』にも・・・きっと変化させられる・・・

 

そんな

そうなりたい・・・

そうやっていきたい・・・

そう思う人たちと・・・

これからもいろんな取り組みを共にやっていきたい・・・

そう願っている・・・