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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

きょうだいとどんな関係でしたか??

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『あなたは、きょうだいとどんな関係でしたか?』

 

そう私が尋ねたとき、彼女は下を向きながら

 

『見えない鎖でつながれていたような関係ですね』

 

と答えました。彼女は双子の自閉症の弟と共に育ってきました。

と言う記者のインタビューの記事を見かけた。

彼女は、こうも答えていた。

 

『親には申し訳なくて言えなかった。親も悲しむと思いましたし

弟を守ることや弟の幸せをまず願うことが最優先で、それから自分。

見えない鎖でつながれているような関係』

 

と・・・

親なら・・・そんなことはない。どの子の幸せも願わないわけはない

し、どの子が1番、2番何て・・・ないはず・・・

と私はずっと思いながら子育てをしてきましたが・・・

長年の様々な方々との出会いの中から・・・

 

『きょうだがいるから・・・将来は安心』

 

『この子達にこの子を託すために・・・私はこの子達に教育をしてきた。』

 

『この子のためにきょうだい児を産んだ・・・』

 

そういう方々もいらっしゃることも知りました。

 

私は、第1子がしょうがい児で、その下に男の子と女の子のきょうだ

いがいますが・・・

時間配分は、なかなか一緒とはいきませんが

特にきょうだい児には“特別な時間”を準備しました。

彼や彼女達だけに使うスペシャルな時間・・・

姉には、やはり療育や病院、入院と時間は多く費やされます。

それは、どうしようもないこと・・・仕方ない時間です。

医療に治療だから・・・

 

だから・・・他のきょうだい児には、私と2人の時間・・・

食事に行ったり、映画やショッピング・・・

彼らの好きなことを一緒にやる時間を個別に設けていました。

それは、本会の会員さんにも相談があるたびに推奨しています。

 

それに、たくさんのサポーターがいるような環境をつくっていまし

た。

 

親にも愚痴れないことを聞いてもらえるような・・・・そんな環境。

 

そして・・・

いじめや傷ついたこと苦しいこと・・・親にモノ申したいことは

遠慮なく言うこと・・・とも約束していました。

 

『一緒に方法を考えて解決していこう。お母さんが守るら・・・』

 

って話はよくしていました。

だから・・・結構

 

『こういうのが嫌だ』

『これが恥ずかしかった』

『こんな風に言われた』

『何でジロジロみられるの??』

 

なんて・・・

案外率直に聞いてきて・・・そのことに

 

『仕方ないでしょ』

『我慢しなさい』

『知らないふりしなさい』

 

何て・・・きょうだい児が黙ることしかできないような答えは言った

ことはありません。

 

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それは、私が親に言われて嫌だったから・・・

私には、しょうがい児のきょうだいがいるわけではない・・・

けれど・・・みなさんの中にも経験がある方もいるのでは

ないでしょうか??

 

『お姉ちゃんでしょ』

『年上のくせに・・・』

『弟に譲るのが当たり前・・・』『あなたが我慢しなさい』

 

そんなこと・・・

 

嫌だった。私だって聴いてほしいことはある。

いつも我慢ばかりは嫌だ。

別に好きでお姉ちゃんやってるわけではない。。。って

 

だから・・・自分の嫌な思いは繰り返したくなくて・・・

 

『どんなところが嫌で、どうしたら嫌ではないの?』

『恥ずかしいのはどんな時?』

『言われた人と一緒に話し合うことってできるかな?』

『見られる理由はね・・・』

 

なるべく丁寧に答えていったつもり・・・

 

『恥ずかしい』『いやだ』も悪い感情なんてことではない・・・

 

そんなこと考えるのは誰にでもあることだからね・・・

子どもだけではなく・・・大人にだって・・・

だからね・・・一緒に考えていくんだよ・・・

 

この記者は最後にこうまとめていました。

 

『多くの大人になったきょうだい児のお話を聴いてきたが、兄弟姉妹に対する感情や受け止め方はさまざまで、見えない鎖につながれ生きづらさを感じている人もいれば、兄弟姉妹の存在によって得難い経験ができたと肯定的にとらえてる人もいる。

そのどちらの感情も否定されるべきではありません。

子ども達の支援が広がる中で、ひとりでも多くの「きょうだい児」たちが自分のために人生を歩んでいけるよう、これからも取材を続けていきたい。』

 

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私もこれからもみなさんと一緒に

考えていきたいと思っています。

ひとりひとりの人生が輝いていけるように・・・