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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

没頭して生きる。

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Soar というのをSNSで発見した。

ちょうど、みんなで

『今年の夏に旅行、方々行こうかーーー』

と盛り上がっていた所が記事になっていた。

 

頑張る理由もない、

ほめられる必要もない。

ただ好きに没頭して生きるーーー福森伸さんに聞く

『しょうぶ学園』の障がいのある

人たちの姿

 

 

どうして頑張らなきゃいけないんですか?

 

例えば、算数の宿題が嫌でしょうがない子に

例えば、やりたいことなんてないと指導中にふてくされた中学生に

例えば、終わりのないノルマに追われ

入社当時の目の輝きを失いかけた新卒の後輩に・・・

 

あなたは人生の先輩としてなんと答えるか?

 

今はわからなくても、いつかは役に立つ、

今はやりたいことがなくても、

ここで頑張れば将来の選択肢も広がる。

今は辛いかもしれないけど、

乗り越えた先にチャンスがきっと来るから・・・

 

ウソを言っているわけではないけれど・・・

どこかごまかしている感じがする。

 

『頑張る理由』はそうやって

“未来”への期待値から引っ張ってくるしかないがゆ

えに“今”この瞬間に

嫌だ、やりたくない、

つらい・・・

 

と訴える声の切実さに真正面から答えることができない。

本当は、頑張る理由なんて考えずに、

今、自分が好きなこと、やりたいことに没頭して

生きていければ、それが一番幸せなんじゃあないか・・・

 

心の底でそう思っていながら、

 

『それでは社会ではやっていけないから』

 

と自分や周囲に言い聞かせて我慢する思考回路を

僕らは数十年で身につけてしまったようだ。

と福森さんは語る。

 

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しょうぶ学園は、入所寮、グループホーム、

デイサービスと言う生活の場に加え、

和紙、木工、焼き物、縫物、ものづくり、アート。

地域に開かれたカフェやパン屋、蕎麦屋

という飲食店も営んでいる。

複合型の福祉施設だ。

 

利用者の彼らが自分たちのできること、やりたいことを起点

に表現をしていけるよう必要な環境を整える。

 

ここでは、

施設のスタッフが彼らに何かを教えたり

指示したりといったことは基本的にしない。

 

その彼らと間近で接する人たちは、

何を思い何を考えるのか。

 

それは、決して順風満帆ではなく

数々の失敗の中で、気づきがある。

 

僕ら(支援者)がやってもらいたいことと、

彼らのやりたいことがもう大ずれ。

ズレにズレまくってたことに気がついたんですね。

器をつくってほしいと言うのは僕らのエゴで、

本人のやりたいことと一致していない。

『器をつくって売る』という目的に立つと

そのための水準に近づけていかなくては

 

『彼らには、まだできないことがある。』

 

という評価になり支援に関わる側も

 

『できないことをできるようにする』

 

に注力してしまいがちだ。

 

『できないこと』に目を向けて

無理な訓練をするのではなく、

それぞれがすでに持っている『できること』

生かされるように環境を整えていく。

モノづくりのスタイルが徐々に確立していった。

 

ぬいプロジェクトでは、パリコレ出展

高額で取引されているものもある。

作品も数年かけて等様々・・・

 

また、共生という考え方にも考えたことがあったそうだ。

 

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施設や病院で過ごす障害のある人が、

外に出ていくばかりが『共生社会』

の在り方とは限らない。

障がいのある人のたちの感じ方、暮らしのリズムを

ベースとした福祉施設の世界に

 

外の人達が入ってくるという

逆の流れがあってもいい。

 

施設の外側のある世界だけが『社会』だと

思ってしまうと苦しくなる。

 

どちらかに優劣をつけ、片方だけに適応を強いるのではなく

それぞれ

異なるルールや文化を持った世界

併存しながらお互いが扉を開いていく。

 

今・・・しょうぶ学園では、そうなってきている・・・

 

まだまだ記事は続いていますが・・・

 

私も長年彼らと接していて

 

彼らの“自由”な感性に『ホッ』とすることがある。

何だか『ギャー』って言ってる子と一緒に

どこかで一緒に『ギャー』って言えたら

すっきりするなーーーなんて思うこともよく

ある。

 

どこでも“コロン”と寝転ぶ姿に・・・

どんな視界が広がるのだろう?

どんな気持ちだろう?って思う。

 

つくりあげる作品に表現に“面白い”って思い・・・

 

これを何かカタチにすることを考えるのは・・・

私たち側の仕事だなーーーって思っている。

 

もっと“自由に”もっと“好きなこと”

そんな彼らの様々なことをカタチにすべく・・・

先日の講演やいろいろな記事をみながら・・・

 

今の心の底の思いを

ずっとずっーーーーと

深く問い続けながら・・・・

 

どんなことをどんなふうに

どうやってカタチにしていくのか

考え続けている・・・