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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

みんなの学習・・・あ・い・う・え・お

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とある小学校の支援学級のお母さん達が

 

①「先生がちゃんと九九を教えてくれないんです。」(知的しょうがい児)

②「まずは、あいうえお表でしょう?」

③「算数をちゃんと教えてくれないんです」

④「個別に壁を向かせて囲った中に入れて勉強させるって・・何の意味?」

  (発達しょうがい児)

⑤「無意味なことを教えている・・・」(生活単元)

 

 

諸々・・・。

よくある学習相談の事例・・・。

 

 

①・・・

 

「何で九九をしてほしいの?」

 

「みんながやってるんだから・・・させてあげたい」

 

「全部?」

 

「まあ少しでも・・・」

 

そのお子さんを2年前くらいから成長を見ているが

九九をするとしたら

音楽を使って歌の様に楽しませるとかした方がよい感じで

将来それを使うかと言うと・・・疑問が残る感じ・・・

 

「この子が九九を習って将来使うと思う?」

 

「んーーーーーー。」

 

「わからないけど、使わないかもだけど・・・

    みんながしていることはやらせたい」

 

「本人はしたそうな感じ?」

 

「わからないけど・・・少しは言ってる・・・」

 

「じゃあ楽しく音楽を使ってやったもらったら?

 使える九九を習うってことより音楽って感じかな?」

 

 

やらせたい、やってもらいたい親の意向をくみながら

最大限の提案・・・

 

だって・・・できないことは、楽しくやらないと続かないし、

それに、この子が頑張っている姿が他の九九が苦手な子達にも

何らかの“影響”があるかも・・・って思ったから・・・

保護者もその提案を学校にしてみるって・・・納得。

 

 

②・・・・

 

んーーーーーこの子も2~3年前から知っているけど・・・

表から入ってもいいけど・・・組み合わせ方だったり

意味だったりはどうだろう?

知的な感じから・・・

んーーーーって感じだった。

「やってもらってるんだけど・・・本人が全然入んなくて・・・」

 

「入らない理由って何だと思いますか?」

 

「わかりません」

 

「かけますか?」

 

「はい。かけるんだけど・・・組み合わせられないんです」

 

「文字に興味はありますか?」

 

「多分・・・好きなほうかと・・・」

 

 

あーーーうちの娘に似てるかも・・・

 

「うちはね・・・あいうえお表教えなかったんですよ・・・」

 

「え・・・・?でも読めてますよね?」

 

「そうなのよ。うちは文字が好きだったからカードで

 モノの名前から教えたんよ

 それも

 ひらがな、カタカナ、英語を同時に教えたんよ。」

 

「はあーーーー!!!」

 

「だから・・・遅れてるひらがな・・・みんなと同じくら

いのカタカナ

 まだ、やってないことをやってる英語みたいな・・・」

 

「そういうやり方もあるんですね・・・」

 

「うーーーん、向き不向きはあるだろうけど・・・

 

 その子がどんなやり方がいいのか、よく観察して考える

ことが大切だよね」

 

「子ども達に教えてもらったり、一緒にやれたり、英語は

できる子と

『ドック』だよね~と言ったり知ってる知ってると話したり・・・

そんなやり取りの中から学んでたよ・・・」

 

「なるほどーーーーー。子どもによって、進み方ややり方

って

イロイロ手法を考えるんですねーーーー。」

 

「学校と協力してやっていったら・・・」

 

「どんなやり方が良いのか・・・やってみます!!!」

 

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って感じで・・・やり取りをしています。

 

個別支援計画・・・多分私たちの子どものときに

明確にあったかどうかはわかりませんが・・・

“その子”にあったやり方は、基本話し合いの中で進めていく

のが当たりだと思っています。

“やってくれない”と思っているのであれば

どうしてやってくれないのか?その理由は何なのか?

 

聴かないとわからないし・・・お互いに不安や不満が募ります。

 

個別にやっている内容で本人のやる気や気分のムラ、環境的な問題から

ガードをつけたり、壁にむけたりすることもあるでしょう・・・

 

でも、それを子どもから聞いただけで

先生の指導のあり方の判断をするのは危険です。

 

やはり、どうして?って思ったことは

早め早めに直接聴かないと・・・・

 

私は、他人がやってくださることに

“無意味”と思ったことはありません。

 

やり方が、

「もっと、こうだったらやりやすいかも・・・」

 

「この子には、この方がいいかも・・・」

 

「うちでは、こうやった方が効果があります。」

 

とお話しすることはあっても・・・

 

本人が、

【世の中、自分の思ったようになるものではない】

 

とか

 

【理解できる人、できない人、いろいろなやり方や考え方がある】

 

ことを知ること

も学びだと感じているからです。

 

わかり合えない人もいる・・・

苦手な人もいる。

 

だったら、どうするのか・・・を教えていくことも大切なこと・・・

【年齢にあわせて・・・】

 

トラブルや問題は避けては通れません。

いや、避けない方が、親も子も人として成長させてもらえる。

そう思っています。

 

 

そして、トラブルが起こったとき・・・

 

どう考えていったらいいのか?

 

 

一緒に考えてくれる・・・そんな仲間にたくさん出会ったら

人生豊かになる・・・・

 

そう感じています。