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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

大人になった  しょうがい者たち・・・

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今日は、就労継続支援事業所でのお手伝いの日(今日は午後からの半日)

 

午前中は、障害者差別解消法の講師で話にいった。

 

~「障害」者の親として思うこと~って副題がついてい

た。

 

それを見ながら 

 

ある子がある日言ったことを思い出していた。

 

ある子と言ってももう40代

子どもを産んだこともある(知的しょうがい)女性だ。

実家に帰れない。帰ったら家から出れない。

親戚が来たら、認知の祖母の部屋に行かされる。

だから、お正月も1日いるかいないか・・・

だという。

 

「私が、恥ずかしいとよ・・・」

 

本人は言った。

 

「おばあちゃんだけが優しい」と・・・

 

ずっと小中学校、いじめに苦しみながら学校に行ったという。

高校も私立に行ったが、すぐ退学。

遊んでいてタトゥーを入れ妊娠。出産。結婚したが離婚し

再婚して、再度妊娠。

家のこともできず、子どもの衣食住もままならず

そこから“福祉”が入った。

再度、離婚してひとりで生活をしている。

私の子どもがうらやましいという。

 

「私だって、もっと早く“しょうがい”が解って理解してもらっていたら私の人生は、もっと違ったと思う。」と・・・

 

 

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田舎の旧家で育ち、

家族としては彼女の“しょうがい”は

“認めてはいけない”そんなモノだったのだろう。

“福祉”というモノも利用するのは“恥ずかしい”認識だったのか・・・

彼女は2次しょうがいで精神科に通院、入退院も繰り返していた。

 

“福祉”を利用するのは恥ずかしい。と思ってる保護者は

他にもいた。

ある、30代の女性。(知的しょうがい)

移動支援を使ったり、就労支援所の送迎は

自宅から離れたところで待ち合わせするという

 

「事業所のユニフォームがあるところや、送迎者に名前が入っている所に出入りしてもらいたくないといわれる。」

 

と・・・。

 

彼女も精神科を受診している。

 

2人とも甘えたい時期、わかってもらいたい時期に

親との距離があったため(今でもかもしれないが)

凄く、他人に依存して甘えてくる。

・・・でもそれは、仕方のないことかもしれない。

もっと早くから、たくさんの人と関わっていたら

違ったかもしれないが・・・

今更、そんなことを言ったって過去は変わらないのだから・・・

“今から、ここから出会った人と共に変わっていけばいい”

 

男性でも、精神的に不安定で

1日に何回も電話してきたり、自分の“不安”と向き合いきれず

安定剤を多用して会いに来て呂律が回らなかったり

朝言っていること、昼に言うこと、夜・・・1日に何度も気持ちが

変わって

安定したかと思いきや・・・また、不安定に・・・

を繰り返している。

精神手帳を持っておられるが

中学校の時の孤立、いじめ・・・や

きょうだいの“障害”

それを見てきて育った環境だったり様々な要因が複雑に絡んでいる。

「うちの両親は“しょうがい”を前向きにとらえることができてなかった」

私と話すたびにそう言っていた時期もあった。

 

大人になって相談に来られたり、何らかのかかわりで一緒に話すとき

どの方も“保護者”との関係を話されることが多い。

そして、“否定”される。

 

 

「でもね。もうあなたも大人だから、相談を親が違うと思

ったら、この人ならって人を見つけて聴いてもらえばいい

し、助けてくれた人もいたんでしょ。みんな聴いてくれる

し、こうやって来る場所もあるでしょ。

 

人の考え方は簡単には変わらないし、自分が変わってい

く。そして環境を切り開いていく。それしかないんじゃあ

ないかな・・・」

 

 

って

みなさんの“しょうがい”の違いによって話し方、ニュアンスを変えて

話している。

 

みんなさみしいし、認めてほしい。

 

 

自分は「ここだよ」って存在を肯定してほしい。

 

 

そんな人たちのことを講演をしながら

ふと、思っていた。

 

さあーーーー。

これから

何を仕組んでいこうかな・・・・