新年あけましておめでとうございます。
みなさま、穏やかに新年をお迎えでしょうか？
今年もどうぞよろしく
お付き合いくださいね。
うちは、夫の仕事の関係上、お盆、正月、ゴールデンウイークとは
無縁の生活になります。(今年はくじで１．２日休みになったそうですが)
よって
元旦は毎年近場の初売りをはしごして
自宅で簡単なおせちと相場が決まっています。
(子どものお付き合い)
だいたい、娘(しょうがい者)の楽しみのためですが・・・
あるショッピングセンターでは
毎年干支の湯飲みを開店時から無料で
ひとり１個くれるところがあって
彼女は毎年どんな寒くても長蛇の列に並びます。
今年も私が、駐車場を探している間に
「先に降りてならんどく・・・」と行ってしまいました。
彼女のもとへ合流して
「うちにはイノシシ年の人はいないし、いらないんじゃな
い？」
と聞くと
「社長がイノシシやん」と・・・(よく知ってる)
「じゃあ、１個でいいね。ひとりで並んでもらっといで」
といったら
「ばあちゃん来たらこれがあったらいいから赤も一緒にも
らって」 (現在、うちの母ひとりが健在)
と言います。・・・で今年も２個もらいました。
そこは、小さなころは、福袋１つ買うと１つ
バルーン(ヘリウムガスの入ったキャラクターのやつ)がもらえていました。
小さなころは、それは自分の楽しみで家の中に
ふわふわ何日も様々なキャラクターの風船が５つくらい
ユラユラプカプカしていました。
それが、いつのころだったか・・・
「これは、いとこの〇ちゃんがきたらあげる分」と言い出し
その子がいらない年齢になると
「〇君はアンパンマンが好きだから・・・」
「〇ちゃんはピカチュウかな」なんて言いながら
ℕpоの会の子たちの分をもらうようになっっていきました。
人に出会う機会が小さなころから多かった彼女は
本当によく人の好きなもの、誕生日そんなことに敏感な子でした。
そして、人の喜ぶことが大好き・・・でした。
今回ちょっと疲れたときに
「お茶しようか・・・」
とカフェに行ったとき、
帰りに彼女は
「ごちそうさまでした～」とお店を後にしました・・・
私は、いつもは言うのに・・・次のことを考えていて
すっかり言うのを忘れていました。
私は彼女の小さなころから、どの子にも
「お食事を食べにいったら、つくってくださっている人に
いただきます。ごちそうさまでした。と感謝の気持ちを伝えるんだよ」
と自分が言ってきたことなのに・・・
今、一番その約束を守っているのは家族の中で
間違いなく“彼女”です。
できないこともそれはそれはたくさんあるし
困った行動がないわけではありません。
けれど、助手席に乗っている彼女の横顔を見ながら
産れたとき“しょうがい”があって
何度も手術した彼女顔。
いつかこの子から
「なんで普通にうんでくれなかったのか」
と責められる日が来るかもしれない
そのときどんな言葉を私はかけるのか・・・と
ずっと考えてきていました。
それがうまれたとき
医師から
「しょうがいがある子は重複することを考えておいてく
れ」
と言われたので覚悟はしていたのですが
やはり年月を重ねるうちに
知的にしょうがいがあることがわかりました。
“やはり”と思うのと同時に
この子の天真爛漫さにホッとしている自分もいました。
そして、“責められる日”は今だに来ていません。
“責められる日”その日はきっと来ないかもしれない。
この子に知的にしょうがいがあるとわかった時に
そう思いました。
だから、私がこの子が少しでも人から“責められない”
愛される子になるように、
いつもいつも親が行動して教えてきたつもりでした。
しかし、今日、すっかり彼女に教えられている。
新年の１日、私が彼女につきあっていっているようで
私が気づきを再確認させてもらっているそんな１日。
責めはしないけど・・・ちゃんとしなさいよ・・・
そう言われてるそんな気がした。
