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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

表面的な言葉の裏側には?

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私たちは、日常生活の中で
日ごろ・・・表面的な言葉に、
一喜一憂してしまうことってありませんか?

本当は・・・その言葉の裏に
何が隠されているかを知ろうとしなければ、
本質を見抜く前に、
騙されることもあるし、
急に激怒することもある、
えーーーってびっくりすることもあるし、
何だか切なくなったり、愛おしくなったりもすることも

あるかもしれませんね。

相手の言葉の本質を知らずに、
そう思ってしまうのは、
自分が心の中で「こうあってほしい」と
願っていることがもしかしたらあるからかもしれませんよね?

 

たとえば、おれおれ詐欺・・・

これって人の心情を上手に操る手口ですよねーーー
被害にあった方・・・ごめんなさい。

困った、大変、至急・・・

人の思考能力を奪いますよねーーー。

(私も引っかからないとは言えません・・・)

でも・・・この中の心情のどこかには・・・
かわいい子どもや孫のために何とかすることで、
自分は物わかりのいい、
親や祖父母になりたかったのかもしれませんね。

 

こんな感じで、
そのことばの表面的なところで、
何だか理解したようなつもりになり、
自分を守っているのかもしれないと思ったのです。

さて、あなたが、もし福祉の現場において、

利用者から、
「○○はしたくない!」「〇は無理」と言われたときに、
本人の自己選択・自己決定だからと、
そのままにしているのは、
もしかしたら支援が楽だからとも考えられます。

また、同じように
「○○したくない」「それは無理」と言われたときに、
反対したりするのは、
自分の常識の範疇に入らなかったからかもしれません。

表面的なその言葉を、
あなたが、感じるままに受け取っていたら、
それは、自分の感じ方で
勝手な解釈をしていることにもなりかねません。

「○○したくない!」「無理」といわれたときに、
何でそういっているのかな?
本当に嫌なのかな?
なにか別な理由があるのではないのかな?

と、常に疑うくらいに、
考える癖をつけた方がいいと思います。

f:id:variouspeople:20200812191318j:plain

表面的な言葉に私たち支援者は
真正面から受け取ってしまうから、
間違った支援になってしまいがちになります。

本当のご本人の本心に触れてみたら・・・

どうでしょうか?

その言葉の本心は、全く違うことだったりすることもあると思います。


「いやだ」
「しない」

の、本心は、
「どうしよう…」「怖いよ」
「わからない」「不安だよ」

であったのなら、
その本心の不安を取り除けば、
できいることもあるかもしれませんよね?

それを、
本人ができないって言っているから、

無理と言っているから
というのを表面的にとらえて、
言われたその場で、
「嫌なら、いいよ」といってしまったり、
「そんなこと言ってないでちゃんとやって!」

なんて無理強いはしてはいけないと思います。

なんで?と、考え、

私にできることは他にないかな?と考え
ご本人に確認することを怠らないようにしましょう。

推し量る。塩梅を知る

日本にはすてきな言葉がありますよね?
推し量ってほしいのです。

そして、その言葉の裏にある、
ご本人の感情を
大事に受け取って、
よりよい支援をしていきたいものですね・・・

「障害」親である私がやること

20190723203724


私が「障害」児の子育てをしながら

感じたことは

人って繋がることで孤独じゃなくなるってこと・・・

自分の今まで生きてきてやってきたこと

これって「独りよがりではないかな?」って・・・

自分の価値観を疑い、

自分の考え方を仲間と「共有」する中で

自分の考え方と他人の考え方は

「絶望的に違う!!」ということをビックリするくらい

知ることで・・・

「あーーー人ってこんなに多様な考え方があるんだ」

「理解も進捗も・・・全然違うんだ」

「同じものを見てもこんなに違う」

ってことを思い知ることから始まる!!

そう思っても過言ではありません。
それぞれの「当たり前」の違いを理解しあう・・・

そして違いを認めたうえで、

同じ目的や理念の方とつながっていくことで

「あーーー私の思いと共通する」

「ここにいて一緒にやっていくと何か笑顔になれる」

「未来の展望が持てる」

これって私達親が死んだ後も継続・継承していく

そんな形をつくっていく・・・

時代の変化は速い。ぼんやりなんてしていられない。

子どもの成長も社会情勢も待ってはくれないから・・・

ダーウィンの進化論

「変わり続けない限り生き残れない」

変化は痛くて、辛くて大変!!だから・・・

「現状維持でいいの・・・」「今のままでいい」「まだまだ先のこと」

そう思って「考動」しないでいると・・・

それは「現状維持」どころか「衰退」

だって・・・世の中は異常なスピードで変わっているし・・・

これからも何が起こっていくのか?わからないから・・・

「よくわからない?」「自分にはできない」

そう思っているとしたら、

わかる人のところに行かないと・・・

話を聴いてくれる人を探さないと・・・

「子どもの将来を考えてる」

口で言ってるだけ・・・・思ってるだけ・・・

それって親の仕事を「人任せ」にしてる・・・

やってるつもりのやってないパターンです。

私たちは日々「考動」を実践に落としていく活動をしています。

  • 将来の子どもの働き方
  • 就学前後の相談
  • 障がいある子の親亡き後
  • スペシャルゲストによる講演・勉強会・見学学習
  • 余暇活動
  • 就労訓練・生活訓練
  • これからの仕事の問題   等々

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福祉で社会を変える仕事を創って、まだ見ぬ誰かを笑顔にしていく

私は、人生折り返しはもうとうに過ぎちゃいました。

自分の人生の構成要素には常に「人の役立つこと」を取り入れていきてきています。

社会貢献すること・・・ビジネスで福祉を変えること・・・

ただ自分が壊れるまで頑張るのは良くない。

仲間や同志と共に・・・「考動」に落とし込んでいく方々と共に・・・

一人の力は小さいし・・・やれることは早いけど・・・小さい。

だからねーーー

とにかく日々、考え行動しなければ。

今の私ならできる!!やる!!

そんな愛と覚悟を持った人達とこれからもやっていく。

ぐずぐずしてたら。。。来世コースになっちゃうからーーー

さあ!!一緒にやりませんか?

お子さんたちの未来のために・・・

よりよい未来を継承・継続していくために・・・

ホントのニーズを知る「障害」児・者個別支援計画

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私が相談やお話を聴くうえで
大事にしているのは、その人のニーズです。

ホントに求めているものは何かな?

その人の「障害」がなければ、どのようにしていたかな?

私たち「健常」と言われる人は、

好きなところで好きな仕事や活動をしますが、
「障害」児・者の多くは、支援者がいる中で出かけ、
集団の支援をされることもしばしばです。

それが福祉を使う方々の現状であるとも言えます。

でも、そこを利用する人は、
みんな同じ人生なのでしょうか?
いいえ・・・個々それぞれ、違う人生です。

私たちだって・・・私と幼児期一緒だった人が、

ずっと一緒なわけではないし・・・

どれだけ今過去からの人と会うかというと

そんなに多くはないのではないでしょうか?

ですが、「障害」者の中には、
同じ療育センターに通って同じ学校に行って、
同じ施設で、何十年も一緒に過ごすという人も多くいます。

かなり狭い世界で生きているとも言えます。

果たして?ホントにそういう生活を望んでいるのでしょうか?

あなた自身に置き換えたらいかがでしょうか?
きっと・・・多くの方は望まないと思います。
だから、その時点で、ある意味異様なことなのです。

施設の中には、仲が悪い人同士もいたりします。
それでも、他の施設に移るどころか、
我慢を強いられることが多いのが現状です。

そのような施設での生活は、集団でいることが常で、
私たち支援者は、その集団のサービスの中で、
「個」に焦点を当てて、
支援をするということが求められています。

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あなた自身がそこの利用者だったらきっと「個」を望みますよね?
そういう風に、自分だったらどうかな?と
思い描けばわかりやすいと思うのです。

このあたりが、個別支援計画の原点だと思います。

個別支援計画は、「個」に視点を置いたもので、
どこにどうやって支援をするかという視点が大事なのです。


集団では、サービスをしやすくするために、

設定せざるを得ない状況なのです。
その中で、「個」をだ大事にした、
支援を受けることが重要になってきているのです。

そう考えると、個別支援計画上、大事なことは、
その人の人生に対して、支援する計画を立てるということです。

間違いやすいのは、支援者が、ご本人を、
活動に当てはめる支援計画の立ち位置になってしまうことです。

活動を、多岐に活かせられる支援者は、
この人の人生に、この活動のこの部分が役立つと思う

という視点や見方ができます。

でも、多岐に見ることができない支援者は、
こういう活動だから、こういう支援計画にしようかな?となってしまうのです。

これは、似ているようですが全く異なるものです。

そして、このことは支援者ができる範囲のことを

するという支援者視点です。

えっ?と思うかもれませんが、
やはり、支援者ができることでなければ意味がありません。
計画したのであれば、支援者が支援できるものということです。

ただ、これは法制度でいうところに固執する必要はありません。

これを読んでいるあなたがどうお考えかはわかりませんが、
私自身は、法制度というのは
「福祉はここまでしかやってはいけない」というものではなく、
「最低ここまで」という指針だと思うからです。

つまり、支援計画は、
その人の人生を進んでいただくうえで
大事なものですので、
福祉施設は最低ここまで、あとは独自の支援を組み立てていく
というものだとと思っています。

個別の支援を進めるうえで、
支援者が、疲れ果てるようなものはおかしいです。

そして、個別支援計画は、達成するものです。

達成しないものを計画目標にし、達成しなかったからといって、
毎年同じ目標を掲げている事業所がありますが、
目標は達成するためにやるものなので、
達成できるものをその年その年、掲げるようにしてください。
もちろん同じ目標で、レベルが上がっていくというのはOKですけど、
計画して達成する気持ちがないものは明らかにおかしいですよね。

その方のよりよい人生を作るための計画です。
「個」を大事に、まずはこの1年できる範囲の支援計画を立てること・・・

でもまずは、10年後をイメージした逆算から考えると・・・

きっともっと楽しく支援計画が立てられるかもしれませんね。

「障害」~生活力ってどうやってつけていこう?~

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「障害」児と一緒に生活していると

「生活力ってどうやってつけていこう?」

って悩んだりしていませんか?

これは子育て一般にいえるかもしれません。

子どもがいつか、独り立ちする・・・
それは、約20年ほどかかるものです。

「障害」がある方は、
もっとかかるかもしれませんねーーー

だけど・・・間違えなくその日は必ず来ます。

ですから、長い年月をかけて
独り立ちする準備を家族がしていくことになります。

まず、よく見かけるのですが・・・

「できない子」なんだ
という観点があるかもしれませんが、

そこを重要しすることは私はないと思います。
その中で「できること」に着目すること・・・

できることをしていると
できることの幅が広がったり、
奥深くなったりしていきます。

また、「できること」を増やすために、
様々な経験をする場がどんどん必要になってきます。

でも・・自分から興味を持って、
「やりたい」といわない言えない可能性もあります。

そこでは・・・やる準備をご家族がして、
そのきっかけをつくっていかないと、
やらないかもしれません。

経験したことがない、やったことがないことは、
わかりにくいし、できにくいからです。

そして、経験も自分からする子ばかりでは
ありませんよね。

できるか?できないか?それはわからないにしても、
例えば・・・本人に興味がなさそう?かなかったとしても、
将来、生活に役に立ちそうなことを
中心にどんどん経験をすることがよいと思います。

一番独り立ちに必要なことが簡単に経験できるのは、
自宅でのお手伝いでしょうね。

洗濯物を畳むとか、
お料理のお手伝いとか、
部屋の片付けとか、
最初はうまくいかないことだらけかもしれません。
でも、興味を示すかどうかを
まず見てみることが大切!

興味津々、無我夢中の目ってありますよね?
そういうことを見つける感じです。

きらいなことはできませんが、
好きなら、うまくいかなくても
少なくともやってみようと思ってくれます。

「好きこそ物の上手なれ」
って言葉もありますよね?

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やることはきっと・・・たくさんありますね。
自分の身の回りのことをやることもそうですね。

案外なかなかできてないのは、
爪切りとか、シャンプーとかになるかな?
これができるようになる日を思い描きましょう。

お店に一人で買い物に行けることもそうですね。
理容・美容院、病院など、
不定期に使うところもですが、
いつも行くスーパーやコンビが特に必要ですね。

これは小学生より前からできる子もいますし、経験を早くしてなくて
高校生になってもできない子もいます。

ちいさいうちから、経験ができる場をつくって、
遊びの中からまず取り入れて、
体験できていることは、
何年後かの将来に絶対に役に立ちます。

こんなことまだ早いでしょ?
なんてことはありません。
1~2歳からやれることはたくさんあります。
そして・・・どんどん増えていきます。

もうちょっと大きくなってから
未だ困らないから・・・とりあえずその時点で・・・

って思うことで「困るのは誰?」

ってことを考えてみてください。
できるかできないかはわからないにしても、
やってみてはいかがでしょう?
興味を持っているときを逃すのは
チャンスを逃すようなものです。

もし今は興味がなさそうだったら、
また少し経ってからでいいんです。
こちら側から経験してもらえるように持っていくのも

いいと思います。
1回やってダメならこの子は無理なんだ・・・
って決めつけることなんて全然ありません・・・

親としてやらせたいことと

本人の希望は同じとは限りませんし・・・

もしかしたら・・・

その先に、また興味を持てるようにしながら、
お子さんの生活力をつける場を充分に取っていきましょう。

ただ、親だけでは
なかなか経験させることができない場合もあります。
そんなときは、
利用している福祉サービスの提供者に相談してみましょう。

例えば、療育や放課後等デイサービス。

この子の将来や自立に役立つ
いろいろなことを経験させてほしいと
伝えていくことこそが、親にはできない経験の拡大になります。

私はここに保育園や小学校、中学校にも伝え続けました。

自分一人で抱えず、
いろいろな人に頼んでいくことこそが重要でもあります。

遠い将来、
お子さんになにができるようになるかはわかりません。
けれど・・・自立を目指して、
やりたいことから、興味を持ったことから、
どんどんスモールステップで、
成長の機会を作り出していきましょう・・・

わからないことは1人で考えず・・・即相談

これを心がけてくださいね。

チーム力~あなたの当たり前と人の当たり前の違い~

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「障害」児・者に関わっていると

なんで、こうやってくれないんだろう?
なんで、ここまでできないんだろう?
もっとうまくやれないのかな?
もう少しスピード出せないの?

私たちは、そういう尺度で、やっていることを
何だか評価しているみたいなことがあり、
イライラするなんてことはありませんか?

「あーーーー遅い!」
「なんでこんな非常識なことするの」

なーーーんて・・・

それって・・・そのあなたの尺度は、
あなた特有の固有のことだということに
気づいていますか?

自分の尺度の「当たり前」と相手の「当たり前」は

大きく違います。


自分と同じようなことや、自分の思うレベルのことができると
期待をするから・・・
期待したことができないその人を見ると、
イライラしたり・・・怒りたくなるのですよね?

ある意味、勝手に期待をしているんです。

人間いろいろな人がいます。
できる人もいればできない人もいます。

「障害」児・者の支援を
している人であれば、本当はわかっているのでは?

と思うのですが・・・
仕事の同僚には、あてはめて考えられないようです。

その人にがんばってもらうのではなく、
期待しない自分の考え方にシフトすることは
できないでしょうか?

つまりは自分の「考え方」を変えるってことです。

実は期待しないほうが、
のんびり構えられて、自分が思った以上の効果を
目の当たりにすることもあります。

具体的に言うと、
自分だったら10分でできるとしても、
相手は20分くらいかかるだろうと最初から、
多めに見積もっておくことです。
で、15分で出来上がってくれれば、
すごい!!と思える。

 

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仕事の解釈、質、時間、マナー、にしても・・・
自分が尺度を持っていることなら
何でも全てです。

自分の期待通りの仕事ができると望まないこと。

どうして、期待してしまうかというと、

その人より、できる人だからです。

自分の「ふつう」と、
相手の「ふつう」は違います。
自分の「常識」と、
相手の「常識」も違います。

つまりは[当たる前]が違うんです。
期待しすぎることは、
相手だけではなく、
あなたも自身も苦しめているという結果になるのです。
あなたと同じことができなくて
当たり前と考えておけば、
期待しない分、裏切られることもなく、
この人はこれくらいなんだと、予測もでき、
全体の計画も立てられる。

そしてその人も段々と育っていくはずです。
最初から目標を高くしすぎないことです。
おおらかに、
その人が持っている今の力を認めましょう。

仕事にならなくて困ると思うかもしれませんが、
今すぐできるようになれるのかと言えば、
やはりできないです。

だから誰かがやると言うことでもよいのです。
全体としては、この程度だと解釈すればいいのです。

無理に急激にやるのは、危険なこともあります。

ですから、
その人を含めた組織(チーム)は、
今はこのくらいの力なのだと、認めていくことです。

過度な期待はチームそのものも崩壊します。

出来れば儲けもの・・・できなくて当たり前。
過度な期待はしないほうがいい。
そう思うことで、
ストレスから自分を解放していきましょう。

前向きに改善していくためには?

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様々な支援現場にいると

あなたが起きてほしくないと思っていること。
やめてもらいたいこと。
改善したいと思うこと。
難しいと思っていること。
いろいろあるのではないでしょうか?

これは前に進むためにですよね・・・
嘆き悲しむナーバスなものではありません。
改善ですよね・・

課題の改善は、

今から変化するってことで、

そこには、環境を変える。学習をする。などがあるでしょうか?


虐待の原因って何だったんだろう?
パニックの原因って何だったんだろう?
この人間関係の悪さの原因は一体何だろう?

など、考えていただきたいのです。

そして、その原因をつかむことが、
実は案外困難で・・・
表面的な事象や部分にばかり目を奪われてしまい、
あの人が、やめればいいのにーーーとか
利用者がどこかの施設に行ってくれないかな?
など、
人を自分の目の前から省きたくなることもあるようです。

でも、その人がいなくなったところで、
また同じようなことは起きるのが当たり前です。
それは原因の根本がなくならないからです。
だから・・・そのような願いは無意味です。

それよりも、
なぜそういうことになっているのか?を

把握すれば、
誰でもできる改善が手に入れられます。
ですから、
1番に改善の手順を身につけることです。

そんなときお役立ち30個のワークというお話を聞きました

 

目的


その原因を探り、改善する部分をつかむ。
原因がわかれば、対処(支援)するところがわかるので、
支援が変わる。

方法を探る。
方法が確定すれば、チームの方向性が確認できる。

参加者


ふたり以上。
できれば様々な職種の人
男女・年齢も様々
など、いろいろな人で協力できるとよいと思います。

ルール


・アイデアを30個まで出す。
・利用者のためにしていく。
・意見はどんな立場でも同等である。
・自分の意見なんかと思わない。
・人の意見に批判をしない。
・均等に全員で出す。(順番にいえばよい)
・その時アイデアが出なかったらパスができる。
・またアイデアが出たら言うことができる。
・出たアイデアは書き出して、
そのアイデアの中から一つ決める。

では、具体的にイメージできるように書きます。

できれば司会者(ファシリテーター)がいるとよいと思います。

支援者が並んでいる順番に指していきます。

その順番にアイデアをひとり1個出します。
1個出したら次の人が1個出します。
この繰り返しです。
ひとりが2個以上出してはいけません。
1個だけです。

もし、順番が回ってきたときに、
アイデアが思い浮かばなかったら、
パスができます。

その次に回ってきたときに、
アイデアが浮かんだら、また発言ができます。

同じものは言わない努力をします。
同じものはカウントしません。

人が言っている間に、
その意見に批判はしてはなりません。
意見を言う場面ではありません。
アイデアだけ箇条書きのように出します。
もし批判している人が出たら、司会が制止しましょう。

出てきたものを、
30個になるまで書き出します。

発言している人は、メモなど取らず、
意見を出すことに集中します。

メモは、ホワイトボード
メモ用紙(粘着性部分があるメモ)
模造紙など、何でもOKです。

リズムよく、どんどん出し、
指されたときに考えているようでしたらパスしましょう。
みなさんが答えている間に自分が考えるということです。

30個出されたら次のワークです。

この30個の中から、対応できそうなもの、
これだ!と思えるものなどの基準で、
1つを決めます。

1つを決めるのに、批判はなしです。

とりあえず、1個決めるというやり方で良いです。

でも、なかなか決まらなければ、
ざっくり半分にしてしまうというのもありです。
切り捨てるのではなく、
機械的に半分にするということです。
担当者に1個決めてもらうというのもありです。

この時、何分間で決定するとしてください。
いつまで考えていることは、時間の無駄です。

そして、1つに決めます。
この場合は多数決にしなくてもよいです。

どんな方法でも、
批判をしないことを条件に決めること。

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なぜなら、
これは、取り組みのきっかけだからです。

原因を一つに決め、
その原因を取り除く支援をしたとします。
でも、うまくいかなかった。
その時は、それが原因ではないということです。

このように、一つ一つ検証していくと、
30個くらいやるうちに
「よい結果」が出てきます。

この結果が出てきたところが正解です。

もちろん、原因をひとつ捉え、
その支援方法をまた
30個ワークで考えることもできますね。

そういうときに使える、会議の仕方。

ひとりで考えると独りよがりになったり
アイデアが偏りますよね・・・
いろいろな人と考えいろいろな想像をしてみましょう。
事業所の中ではなく外の要因もあることも
他利用者が原因の場合もあります。

いろいろな視点で物事を考えられるように
柔軟な発想をすることです。

全くかかわりのない人でも、
想像で、よいアイデアを出すことができる人もいます。
だからこそ、
いろいろな立場の人とやることは有効。
ポジティブに
原因や方法を考えていきましょう!

これってきっと・・・やってみる価値ありですね。。。

「障害」~できない、無理、やれないの裏側~

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できないよ!」「やったことない」「無理・・・」


このような会話は、体験活動の少ない利用者から
多く聞かれる会話ではないでしょうか?

「したい」「やってみたい」

という希望や願望を言いつつも・・・
その直後には、「できない」「無理」

なんていうということは、
理由が明確ではない場合もあるでしょうし、
「できない」「無理」

それは、それまでの経験、体験によるもののないことで、
特に失敗体験が多いとか・・・認められないことが多いと、
このように思うことも多いのかもしれません。

ましてや、ひとりで考えると、
やはり、様々な考え方が
思い浮かばなかったりもするので、
支援者が、道を指し示すことは
あるかとも思いますし・・・きっかけづくりは大切ですね・・・

このときに、本人自身で考えられるのであれば、
こういう方法があるよと
言ってしまうのではなく、
考え方の入り口だけの、
導きをしたほうがいい場合があります。

きっかけづくりという感じですね・・・
支援者からの質問で、
その人の考えを
導き出すという方法です。

もう少し具体的にいうと、
「やりたいことをかなえるためにできることはなにか?」

という内容の質問をすることです。

たとえば、
「外出したいけど、(ヘルパーさんが無理だから)行けない!」
という場合、
どこへ行きたいことを確認し、
「一緒に行けるかどうか?どうやったら行けると思うか?」
と質問してみる。
いつだったら一緒に行ってもらえますか?って連絡する!」
という考えがでるかもしれません。

「謝りたいけど、(謝り方がわからないから)謝れない」
だったら、
何をしたらいいと思いますか?」
と質問し、
「謝り方を知りたい。練習したい」
となったりするかもしれません。

今まで本人がもっていたものとは
違う考え方を
気付かせるきっかけづくりですかねーーー

質問の力で、
その人が持っている考え方を、
引きだし、そして考え方を学ぶのです。

これは、コーチングの方法です。

できるようになるため、考えるるようになるための方法です。
できない理由を考えるためではありません。
できなくて嘆いている人を
「そうだよね」「難しいよね」

なんて・・・慰めることでもありません。

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そして、間違えてはいけないのは・・・

できそうもないことを頑張らせることでもありません。

本人のできることの中でやることと
自分で決められることが
とても大切なことですし、

そうすることで・・・本人の解決力も高まると思います。

ご本人が自分でできる事の中で、
できるように考えていただくために
本人への「問い」質問というものを使い、
支援を行う中で・・・

本人の「本質」「本音」を深堀りし

本人は・・・もちろん!!

私達支援者側の「質問力」も試されるし

こちらサイドの「人間力」も試されることにもなりますね。

誰もが本人で、考えが浮かび考動することで、
積極的になりますから・・・
ぜひ・・・有効な質問で、考えを導き出し

これからの本人の気づき、学び、成長・・・

一緒に楽しんでいきましょう。

「話を聴いてもらえない」と思う理由

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相談者からよく・・・

「〇〇がちゃんと話を聞いてくれない」
ということをよく聞きます。

んーーー納得ができなかったということですかね。

〇〇側からすると、
え?っと思うようなことだと思います。

充分話したよね?
笑顔でわかりましたって・・・帰ったよね?
そうあの時のシーンが、
頭をグルグルめぐるかもしれませんね(笑)

たとえば、その面談で3時間かかったとしても、
その人が、ちゃんと話を聞いてもらえたか?

といえば・・・
そうは思わないこともあります。

「ちゃんと」「きちんと」「正確に」とは、
どういうことなのでしょうか?

これは、時間の長さではなく、
中味の濃さなのか?深さなのか?

つまり、その相談をされた方が、
自分の話を出せるだけ出せたり、
混乱していたけど、うまくまとめて話しができたり、
相談員が、自分の話を理解してくれたり、
相談員が、自分のわかっていないところを
理解できるように話してくれたり、
安心ができたり、次に向かうべき方向性が見えたり・・・


その相談者にとって、
今のもやもやした違和感が少し晴れたり、
行く道が少しでも明確になった時などに、
充分に話したと思えるのです。

なにか、もやもやしたままや、
わかってることを話されたり、
できないことをやるよういわれたり、
解決しないままで、
話しが終わったのであれば、
充分に話を聞いてくれなかったと
感じることなのかもしれません。

本来、相談があったら、
受け手側から時間を区切るべきでは
ないのかもしれませんが・・・時間は有限・・・

なかなか時間を思う存分とることができないのが現状です。

でも時間が多ければ良いわけではなく、
たとえ1時間など時間で区切って、
また、次回にしようと、
終了することもありますが、
それが次になったとしても、
この1時間の中で、その人が得られたと
感じられるものがあるようにするべきです。

時間いっぱい使って、
話せばいいのではなく、
ほんの10分でも、納得する話さえできれば、
きっと・・・そこで終了してもかまわないのです。
相談者が自分でこうしたいと進む方向を
決められる
そんな面談を心がけると、
相談をしてきた方も充分に話を聞いてもらえたと
思うのではないでしょうか?

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実際、相談をしてきても、
ご自身の考えは、
ホントはもう心の中で決まっている人も多いです。
自分の話を聴いてもらいたいだけということもあります。

それなのに、こちら側が
こうしよう、ああしようと
アドバイスをすることを主としてしまい
相談者の考えと全く違うことをアドバイスするような形に

なってしまうと・・・
相談者自身の考えが救われないでしょうし、
押しつけられたような感覚にもなりやすいのではないでしょうか?
納得感は得られにくく、
「ちゃんと聞いてもらえなかった」
という感覚になってしまうのです。

後押しをしてほしいだけの方もいますから、
見極めたいところですね。

「ちゃんと話を聞いてもらえた!」と、
相談をした人が、
すっきりした気持ちになっていただけることを
意識した面談を心がけていきましょう。

そのためにも、
まずは充分に話を引き出すところから
始めたいものですねーーー。

相談者自身が大切にされている感覚は、
思っている以上の心配りから得られるものだと思います。

相談者が主人公になり、
相談者が、来てよかったと思えるよう、
来たいただく環境などにも心を配り、
居心地の良さも含め、
「ちゃんと話を聞いてもらえた」

という心地よさにつなげていきましょう。

「障害」~片付けってできますか?~

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「障害」児・者は、なかなか、片づけができない方が多いですね。

(うちの子もできません・・・定期的にやらないと・・・)
支援者が「片づけをして!」といったところで
できないということは、支援者の工夫も必要です。

(うちも圧倒的にモノが多いから・・・私のせいです)

 

だいたい大きな理由は5つくらいあると思います。

1.片づける場所がわからない
物には指定場所が必要です。
片づけて!といっても、
この物をどこにしまうのかがわからなければ、しまえません。
本はどこなのか?
このぬいぐるみはどこにしまうのか?
その場所を決め、表示や色分けや写メなどで
彼らにわかりやすくすることです。

2.片づける時間がわからない

いつやったらよいのかがわからない。
施設の活動であれば、終わりの時間が明確なので、
その最後にやれると思いますが、
お家だと、いつ片づけをするのかがわかりにくい。
家族がいれば、今から片付けの時間という時間を作ることもありますが
通常の生活の中では、設定しにくいかもしれません。
そうすると、どんどんモノがあふれてきてしまい、
よけいに片づけが、しにくくなっていくようです。

特に一人暮らしの人などは、あえて支援者から時間を指定して、
この日のこの時間にやろうという形に持っていくのも良いようですね。
ひとりでスケジュールを組み立てられるようになるには、
時間もかかります。

また、片付けすることを維持するのは難しい。

よって・・・ときには他者が片付けることも・・・

3.いるものと要らないものがわからない
使うものなのか、使わないものなのかがわからないので、
とりあえずとっておく。

モノが多くなり過ぎると、どこにあるのかもわからなくなるので、
また買ってしまうという悪循環もあります。

多すぎる方は、まず減らすことが大事ですね。
そこまでは支援者が、
一緒に片づけたほうが良いかもしれませんね。
1個買ったら2個捨てる等の方法もありますね。

(モノが少なくなるまで・・・)
透明な衣装ケースに入れるのもわかりやすくなるかもですね。

4.どこから手をつけていいかがわからない
今日は何をやる、どこをやると決めたほうがやりやすい。
洋服、本などのモノや、
テーブルの上、台所、玄関などの空間や
また、今日はこの引き出し1つ分しよう!!などの量です。

一番気になるところからするのが良かったり、
左端からとか、家の入口から
といったやり方もあります。
ここは相談しながら、その方がやれるような部分を決めてみましょう。

5.片づけをしたという状態なのかがわからない
施設でいうとロッカーの中が汚い人がいます。
たたむということができずに脱いだら脱ぎっぱなし。
洋服も裏返し。

でも、これは本人にとっては、困ってない

本人にとっての「片づいている状態」のようです。

どういう状態が片づいている状態なのかは、人それぞれ違いますよね?
片づけのイメージ、支援者とご本人とは違うのです。
その状態を、その方と話し合って、
どんな状態が片付いていて、物の出し入れがしやすく、
清潔で、快適な生活になるか?
そんな視点で、片付けの状態を共有しましょう。

 

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最初は支援者が入って行くことになるかもしれません。
ひとりで、していただくときには、時間は必要ですが、
その方が大変だ・・・苦労してしまうにならない方法を

話し合ってみてください。
また、片付けは苦手なんだということを

支援者は、頭に入れながら、
小さいときから、自分で片づけをするコツがつかめるように、
お家で、練習をする機会があったほうがいいなーーーと思います。

一緒にチャレンジしていきましょう・・・

「すみません」と「ありがとう」の比率

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昨年を振り返ってみて・・・

あなたは・・・あなたのお子さんの行動に対して、

また・・・他人との関係の中で、
親としてのあなたの立場から、
「すみません」と謝ってしまう場面が多くありましたか?

それとも「ありがとうございます」が多くありましたか?

どちらだったでしょうか?

私も子どもが小さなころ・・・

最初は「ごめんなさい」「すみません」ばかりでした・・・

でも様々なことに出会い「考え方」を変えてからは・・・

「ありがとう」が多い人生になってきました。

 

これは、「障害」があろうとなかろうと、
あなた自身が、


「この子は、世の中に迷惑をかけている」

「この子が行動することは迷惑をかけることばかりなのでは?」


と思っているから・・・
謝ってしまうのですよね?

謝ってばかりだと、
なんだか、自分の子育てが、うまくいってない気もして、
自分を責めてみたり、落ち込んだり
何だか子どもを叱ってみたり・・・

につながっちゃうと思うのです。

同じ場面で使う言葉で・・・


「ありがとうございます」


は、不適切でしょうか?

 

言い換えて・・・


「助かりました!」


も、いいかもしれませんが・・・どうでしょうか?


走り出した子どもが、転んでしまった。
これを助けてくれた人がいた場合・・・
これは、「すみません」じゃなくていいとは思いませんか?
助けてくれたので・・・

「ご親切にありがとうございます」
もしくは、「ホントに助かりました」

 

でいいのではないでしょか?

これって・・・心の持ち方が変わりませんか?

「すみません」

だと、何だか・・・申し訳なく思ってしまい、
心が下向きになってしまいそうな感じではないですか?


相手だって、きっと謝られるほどのことではないから、
なんだか、逆に申し訳ない「こちらこそ・・・ごめんなさい」

みたいな感じになっちゃう・・・

 

かたや、「ありがとうございます」
は、感謝していることで、

「何だかいいことしたなーーー」って

気持ちも明るくならないでしょうか?
もちろん、相手も、感謝されて、
気持ちが良いし・・・こんな対応で

「ありがとう」が増えていくのって気持ちがいいな・・・

とも感じるのではないでしょうか?

 

あなたが良かれと思って、自然に
「すみません」と謝ったことが・・・
相手にもいい気持ちにならなかったり、
転んだお子さんも悪いことをしてしまったような
気にもなってしまうかもしれないし・・・
あなたも良い感覚が残らないし・・・

お互いに何だか・・・しっくりこない・・・

そんな感じになりませんかね?

もちろん、「すみません」というべきときもあります。


でも、何でもかんでも、
「すみません」と言うことはないのですはないでしょうか?

 

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まずは「すみません」といったときの相手の表情と、
「ありがとうございます」といったときの
相手の表情を比べてみてください。

 

あなたご自身が「ありがとう」を多く使うことで、
まち中に、にこやかな雰囲気を

量産していってみたいと思いませんか?
そういうまちになることは、
あなたにとっても私にとっても・・・

周りのすべての人にとっても良いことですよねーーー。

 

そうなるときっと・・・


今以上に子育ても楽になると思いますよーーーー